こんにちは。てんすけです。
今週もダイの大冒険最新話が配信されました。
この記事では最新話の感想とゲームドラゴンクエストの設定が現れているシーンについて解説していきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
起死回生の大逆転!!
ここでアバンストラッシュクロスですよ!!
アバンストラッシュクロスは言わば、初めてのダイオリジナルの必殺技。
起死回生の一手としてはふさわしすぎる技です。
そして、気が付きましたか?
このストラッシュクロスは実は左手で放っているということに。
ハドラー戦では右手で放っていたこの技。
カラミティエンドで右肩に傷を負っていたので、右手が使えなかったのは当然ですが、左手でもこの難しい技を放てるようになったのは双竜紋のおかげなのでしょう。
この時と同等、いやそれ以上の威力を出せているのは双竜紋によるパワーアップの凄さが伺えます。
なにはともあれ……
ついにあの絶対無敵の天地魔闘の構えを破りました!!
片腕ではあの構えはとれないからですね。
しかし、お忘れではないでしょうか?
バーンは老バーンの時から、回復は一瞬で行えるということを。
前回の戦いの時も、マァムの閃華裂光拳により失った腕を即座に復活させ追撃を放ってきたバーン。
今回もすぐに復活させられてしまうのでは?
勇者はそれを読んでいた!!
原作ではこのシーンのナレーションで、1秒にも満たない時間にダイは動いたとありました。
大魔王の腕を切り落とし、喜ぶまもなくダイは行動に移したのです!!
絶対に天地魔闘の構えをできないように!
まさに戦いの遺伝子恐るべしです!!
そして、ダイがとった追撃はライディン。
しかも、自身を避雷針として直接バーンにダメージを与える戦法。
これは、ダイが使える呪文の中で一番ダメージを与えられるのがライディンだということもあるのでしょうが、ヒュンケルとの戦いでもあった通り内部に与えるダメージは確実であるという点から。
いくらバーンでさえも体内にダメージを与えてしまえば、効かないわけがない。
過去の戦いで培ったものをこの土壇場でも忠実に実行する。
これが竜の騎士の戦いの天才たる所以なのでしょう。
もうダイとバーンの戦いは完全に人ならざる者同士の戦いとなっています。
そんなダイの戦いを見て、当然のようにポップは何もできません。
ただ、ただ、祈るのみ。
誰がための戦い
バーンとの戦い自体が無意味……?
バーンは恐るべき策を弄していました。
それはバーンパレスに仕込まれた兵器「ピラァ・オブ・バーン」
これを世界同時攻撃の際に、各地に落としていました。
その上、そこにはあの黒の結晶が時限爆弾として組み込まれていたのです。
世界各地に仕掛けられた黒のコア。
大きさもハドラーの体内にあったものとは比べ物になりません。
そう、大魔王バーンは最初からこれで地上を破滅させるもくろみだったのです。
ならば、せめてバーンを倒せば!!
いや、それは無意味です。
なぜなら、ダイ1人で世界中に散った黒のコアを止めにいくことなど不可能。
かつての1個でさえも、バランの生命と引き換えに止めたことを知っているから。
今、バーンと戦っているということ自体が、地上を守るという目的のためには無意味な行為になってしまったのです。
「アベンジャーズ・エンドゲーム」という作品はご覧になりましたか?
最強のヒーローたちが集結したチームアベンジャーズ。
その敵であるサノスは世界の人口を半分にして、自分は田舎で余生を送るという皮肉なシーンから始まるこの作品。
冒頭で、アベンジャーズはその名の通り、サノスに「復讐(アベンジ)」をしに立ち向かいます。
しかし、サノスはまったく抵抗しません。なぜなら、もう目的は果たされているから。
アベンジャーズはサノスの命を奪います。なんら解決になっていないとは知りつつも。
と、こんな虚しい始まりをする作品ですがめちゃくちゃおもしろいので見てください。
まさに、今回のバーンと同じ。
私は、バーンの
「ならば、余の命だけでも奪うか?」
このセリフがあまりにも残酷なように思います。
みんなを、地上を守るために戦ってきたダイたち。
バーンを殺すためではないのです。
しかし、バーンは告げます。
お前達がやっていることは、ただの戦闘ゲーム。大魔王を倒せるかどうか楽しんでいるだけだと。
だから、バーンは自分を殺すことを「一興」だと言ったのです。
もう目的は達成されている。地上は破滅する。
ダイやポップが戦う理由はもうなにもない。
こんな絶望的なことありますか?
私はこの回を漫画で読んだ時のことを今でも覚えています。勇者の心を折るのは圧倒的な強さではない。その目的を消すこと。自分のやっていることの無意味さを突きつけることだと。まさに大魔王バーンは最強のラスボスなのだと今でも思っています。
ドラクエ要素解説
鏡のアイテム
天地魔闘の構えを破った決定打!
それは……
シグマから託されていたシャハルの鏡!!
ポップを大魔道士として認めた好敵手シグマ。
彼から託されたアイテムが勝負を決めた!!
こんなアツいことありますか!!!
さて、今回はシャハルの鏡のようなドラクエに登場する鏡のアイテムにはどんなものがあるか解説していきます。
いくつかありますが、超有名なのはラーの鏡ですね。
ドラクエ2でのムーンブルクの王女の呪いを解くアイテムとして登場しました。
その後の作品においても、「真実の姿をうつす」効果をもったアイテムとして登場し続けてきたドラクエを代表する鏡です。
ただ、ラーの鏡はどちらかというとイベントアイテムの側面が強いものでした。
シャハルの鏡と似たような効果をもつものでいうと……
ミラーアーマー
一定確率で相手の呪文を跳ね返す効果をもった防具です。
跳ね返す効果はやはり強い!!
それだけあって、そんなに確率は高く設定されていません。
やはり、シグマの持っていたシャハルの鏡の100%跳ね返すはぶっ壊れ効果ともいうべきものだったのでしょう。
バーンもこう言いたくなりますよ。
次回の見どころ
戦意を完全に喪失したダイ。
もう本当に終わりなのでしょうか?
この男だけは違った
次回、私が一番好きな回です。
絶対にお見逃しなきよう!!!