こんにちは。てんすけです。
読書好きです!
今年もたくさん本を読んだので、ベスト10やっていきたいと思います!
なお、すべてネタバレ無しで紹介していますので安心してご覧ください。
また、記事のスタイル上、ランキング形式となっていますがすべておすすめです!!
ぜひ読んだら感想を教えてください。
- 10位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
- 9位 フェイクドキュメンタリーQ この人行方不明
- 8位 アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した
- 7位 ビジネス書を捨てよ、街へ出よう
- 6位 偽りの春
- 5位 遊郭島心中譚
- 4位 777(トリプルセブン)
- 3位 誰が勇者を殺したか
- 2位 方舟
- 1位 ツミデミック
- おわりに
10位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
今年1番話題になった新書ではないでしょうか?
学生時代は本を1冊持ち歩いていたのに、今やスマホ見てばかり。
誰もが共感するこの現象。
これを日本人の勤労観の歴史や、統計データから分析、考察しています。
本が読めなくなった自分を責めている方、ぜひこちら読んでください。
それってダメなことではないですから!
9位 フェイクドキュメンタリーQ この人行方不明
フェイクドキュメンタリーQ [ フェイクドキュメンタリーQ ]
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YouTubeチャンネル
フェイクドキュメンタリーQ
このチャンネルで公開されたエピソードの後日談がまとめられた一冊です。
チャンネルの動画は見なくても楽しめるようにはなっていますが、個人的には先に見ておくのをおすすめします!
本作が面白いのは、動画の後日談ではあるのですが、「答え合わせ」ではなくあくまで行間の補強をするのに止まっている点です。
動画を見る際に、その意味について考察してみてください。
その後、本書を読むと……。
8位 アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した
これは対岸の火事ではない。
イギリスでの非正規雇用の実態を、筆者の潜入取材によってリアルに描いた一冊。
ルポではあるのですが、比較的ストーリー仕立てになっているので読みやすいです。
読んでいて驚愕だったのは、筆者の人格が破壊されていく過程が詳細に描かれている点。
人格を壊したのは、低賃金か、長時間労働か、閉鎖的環境か。
ぜひ読んで、自身の勤労観を今一度考えるきっかけにしてほしいです。
7位 ビジネス書を捨てよ、街へ出よう
働き方の答えです!!
これが!!
意識高い系
2010年代前半に流行った言葉ですね。
自己啓発書を始めとした読書をしたり、セミナーに行ったり、自分磨きをする人を揶揄する言葉です。
本書が言っていることは、こういった人が1番知りたいどんな本にも買いていない働き方の秘訣!!
必死に勉強して自分の力を高めているのに、なかなか仕事で成果が出ない。
そんな方、ぜひぜひ本書を読んでください。
読み終わったらすぐに本書を捨てて、赤提灯に行きたくなりますよー。
6位 偽りの春
これほどまでに犯人の心境を味わったことはない!!
古畑任三郎シリーズのように、犯人視点のサスペンスです。
飄々とした交番の警官、狩野雷太。
彼がじわりじわりと犯人を追い詰める様は、自分が尋問をされているような錯覚を覚えるほどリアル。
実写化したら、山田孝之さんに演じてほしいなー。
5位 遊郭島心中譚
ミステリー✖️本格歴史浪漫
めっちゃ面白い!!
そして、時代考証の完璧さに驚き!!
黒船がやってきた真っ只中。
幕末の横浜に起こった連続遊女殺害事件。
犯人にされて自殺した父の無念を晴らすため、娘の伊佐は遊郭へと潜入し、真相を究明します。
とにかく舞台設定が難しいのですが、非常にわかりやすく、さらにテンポよく幕末の横浜について説明がなされるのが特徴。
そのため、純粋にミステリー要素のみ楽しむことができます。
この設定モリモリにも関わらず、ちゃんと犯人当てを読者ができるように設計されているのがすごくよかったです。
文句なしの江戸川乱歩賞です!
4位 777(トリプルセブン)
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テントウムシ再び!
新幹線に続き、今度はホテルから出れない!!
「ブレットトレイン」として映画化された「マリアビートル」の続編です。
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主人公はもちろん不運の塊テントウムシ。
今度は超高級ホテルを舞台に、大量の殺し屋と大立ち回りをします。
もちろん、ただ巻き込まれただけ(笑)
最初から最後までスピード感あふれており、ページをめくる手が止まらなくなること間違い無しです。
もちろん「グラスホッパー」や「AX(アックス)」を読んでいるとニヤリとなるシーンもあり、シリーズ好きにはたまらないと思います。
3位 誰が勇者を殺したか
これはやられたわ!!!!
ファンタジー✖️ミステリーのベストマッチ!!
ミステリーの定番「Who done it.(フーダニット)」をファンタジーに落とし込んだのが本作。
魔王討伐を果たした勇者パーティーの凱旋から本作は始まります。
しかし、そこに勇者の姿だけがありませんでした。
ともに旅した仲間たちはその真相を語ろうとしません。
誰が勇者を殺したか?
ぜひ最後までこの言葉を忘れずに!!
とても読みやすいので誰にでもおすすめできる一冊です。
続編である「預言の章」も読後にぜひ。
こちらもまたいいんですよー!
2位 方舟
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周回必須の一冊。
びっくりしました!!
ゲームのように周回を必須にする小説があることに。
山中のとある施設に閉じ込められた登場人物。
そこからは1人を犠牲にしなければ脱出はできない。
そんな中、突如起こった殺人事件。
これは、真相を究明すべきなのか??
犯人探しか?
生贄探しか?
極限の密室サスペンスが始まります!
この作品に関しては、マジで一切のネタバレができないのでここまでにしておきます(笑)
ただ、確実に言えるのは最後まで読んだら、あなたはもう一度最初のページに戻っているということ。
感想聞かせてください!
1位 ツミデミック
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直木賞受賞作!!
もう安心安定の直木賞ですね(笑)
今年もめちゃくちゃ面白かったです。
コロナ禍を経験した今の我々に突き刺さるエピソードが5篇。オムニバス形式の一冊です。
とにかくエピソードのすべてに共感します。
あの辛かったコロナ禍を忘れてはいけない。
あの時から人生が変わった人は多いでしょう。
前向きか後ろ向きか、正しいか悪かではなく、変わったということに着目したエピソードが非常に面白かったです。
特におすすめは「燐光」と「さざなみドライブ」です。
我々の人生に無駄な時期はないと思わせてくれる前向きな一冊です。
年末にぜひ読んでほしいです!!
おわりに
以上が私の2024年に読んだ本の中で良かった10冊です。
こういった話めちゃくちゃしたいので、ぜひぜひベスト10教えて欲しいです。
これからも読書楽しみたいと思います!!
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