こんにちは。てんすけです。
読書好きです!
今回の記事では、2023年に読んで良かったお気に入りの本10冊をランキング形式で紹介します。
順位づけしていますが、どれもおすすめなのでぜひ日々の本選びの参考にしてもらえたら幸いです。
- ⑩学校に入り込むニセ科学
- ⑨爆弾
- ⑧滅茶苦茶
- ⑦君のクイズ
- ⑥傲慢と善良
- ⑤北関東移民アンダーグラウンド
- ④BLEACH Can’t Fear Your Own World.
- ③一寸先の闇
- ②横浜ネイバーズ
- ①木挽町のあだ討ち
- おわりに
⑩学校に入り込むニセ科学
2020年からのコロナ禍で、流行ったこと。
陰謀論。
特にコロナワクチンに関わる情報はSNSで蔓延っていたので記憶も新しい方多いと思います。
本書はそんな陰謀論めいたニセ科学が学校教育にどのように入り込んでいるか描かれています。割と根が深い問題なんだなと感じました。
ただ、国はしっかりとした裏付けをして科学教育を進めていることも書かれていたのには安心しました。
⑨爆弾
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こちらは紹介してもらって読んだ一冊です。
会話劇がメインになるのですが、これが面白い!!
とある爆破事件の容疑者に対して、警察が尋問を繰り返します。
本当にその人物が犯人なのか、警察の誤認なのか、最後までわかりません。
事件が進展すると共に読者である我々の推理も二転三転させられるという体験ができますよ。
⑧滅茶苦茶
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舞台劇のようなストーリー。
読みやすさは抜群です。
新型コロナウイルスによって、人生が滅茶苦茶になった3人のオムニバス。
それが終盤になるにつれてあり得ない方法で繋がっていきます。
私は本書に、コロナノワールとジャンルを名付けてしまうほど、新型コロナウイルスが蔓延った社会を詳細に描いているのが特徴です。
⑦君のクイズ
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一気読み確実!!
白状します。私、お金にあんまり余裕が無いので本はじっくり読む派なんです。
この本は無理でした。
1日で一気読みしちゃいました。
それほどまでに続きが気になる気になる!
とあるクイズ番組の八百長疑惑を解明するために、有名クイズプレイヤーの背景を探るストーリー。
競技クイズというまったく知らない世界の魅力と、真相解明へのワクワク感からページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。
⑥傲慢と善良
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今年1番ガツンと叩かれた物語です。
こちらの原作者の浅井リョウ氏が、本作を『人生で1番突き刺さった話』と称するほど、氏の著作に影響を与えているそう。
その彼女が突然の失踪。
駆け落ち?結婚詐欺?はたまた……?
失踪の原因を探るうちに見えてくる、『傲慢』と『善良』
この物語に描かれたテーマはいまだに私も考え続けています。
⑤北関東移民アンダーグラウンド
あなたは、「ボドイ」と呼ばれる人を知っていますか?
2010年代半ばから始まった技能実習生制度。
その多くはベトナム出身の若者たち。
彼らが北関東で家畜や貴金属の窃盗団となっている。
この事を潜入取材をもとに、詳細なルポ記事としてまとめられたのが本作です。
こちらの丸山ゴンザレスさんの動画で作者のインタビューがされています。こちらを見てこの社会問題に興味を抱いたらぜひ読んでください。
私は本書を読んで、ここまで移民問題が日常の隣にあったことに愕然としました。
④BLEACH Can’t Fear Your Own World.
BLEACH最高!!!
BLEACH千年血戦篇の後日談が描かれた小説。
主人公は九番隊副隊長:檜佐木修平。
彼の師でありながら、袂を分かった元九番隊隊長:東仙要。
2人の関係性を深掘りすると共に、ソウルソサエティの成り立ちに関わる大事件が描かれたファンなら必読のエピソード。
BLEACHの物語の根幹をひっくり返すような事実が描かれているので、アニメ千年血戦編をすべて見たらぜひ本書も読んでください。
あと、平子の卍解は何気に本書が初出です。
アニメに登場して盛り上がったわけもわかりますよ。
あとあと!!
この発言の背景と、この時の拳西の思いもバッチリ描かれているので修兵ファンは絶対読んでくださいね!!
あとあとあと!!
彼が卍解もしますよ!!!
絶対読んで!!
③一寸先の闇
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「ぼぎわんが来る」の澤村伊智さんの短編集。
21編もの短編が盛り込まれた手軽に読める後味悪いホラーです。
氏の著作らしくいわゆる人怖系が多めです。
1つ1つは短いのですが、読み終わった後物語の解釈も自由に楽しめる余白がめちゃくちゃあるのがおすすめポイントです。
おすすめエピソードは、「保護者各位」と「冷たい時間」
この2篇は読み返して、後味の悪さを反芻してしまうほどよかったです!
②横浜ネイバーズ
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痛快青春サスペンス!!
ド直球ですが、私はこういうのが好きです。
横浜中華街を舞台に、若者達がアンダーグラウンドの事件を解決する。
一言で表すなら、現代版「池袋ウエストゲートパーク」です。
横浜のトー横と呼ばれる、西口ビブレ横の少年少女の物語から始まり、特殊詐欺やSNS中傷、果ては横浜のマフィアまで。
痛快ながら、現代に生きる若者の諸問題に目を向けるきっかけになる作品です。
ちなみに本書はシリーズもので、現在は3巻まで出ています。
アニメ化したら、絶対面白いのに!!と思いながら読んでいました。
①木挽町のあだ討ち
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直木賞受賞作です。
面白い!!
もう一言です。
いや、お見事!!
こちらの方が的確かもです。
江戸時代末期を舞台に、時代遅れとされた仇討ちが芝居小屋のある木挽町行われました。
その仇討ちの真相を探るため、目撃者である芝居小屋の従業員の話が一人一人リレー形式で描かれます。
それが、ただの目撃談ではなく、その人たちの人生をも語られるのがポイント。
仇討ちがなぜ起こったのか。
仇討ちがどのように行われたのか。
いいですか??よく読み進めてくださいね。
“” あだ討ちは、なぜ木挽町で行われたか。”
これが繋がった時の快感は忘れられません。
爽やかな読後感は2023年ベストでした!!
おわりに
以上が私の2023年に読んだ本の中で良かった10冊です。
こういった話めちゃくちゃしたいので、ぜひぜひベスト10教えて欲しいです。
2024年も読書楽しみたいと思います!!