こんにちは。てんすけです。
今週もダイの大冒険最新話が配信されました。
この記事では最新話の感想とゲームドラゴンクエストの設定が現れているシーンについて解説していきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
ひとかけらの勇気
まぞっほとニセ勇者一味最大の見せ場!!
マトリフの言う通り、本当にボロい役どころですね。
それにしても、まぞっほとマトリフが実はきょうだい弟子だったことが今回判明しました。
まぞっほは、ポップに対して初めて勇気とは何たるかを説いた人物。
ただならぬ経歴をもっているとは思っていましたが、まさかのつながりがありました。
マトリフとまぞっほの過去については「勇者アバンと獄炎の魔王」にて掘り下げられているので、ぜひこちらも読んでみてください。
まぞっほを含めニセ勇者一行は、今までずっと逃げ続けてきました。
しかし、今は逃げ場所なんてないのです。
人間追い詰められたら何でもできる、とは言いますがここで勇気を出さなければいつ出すのか。
彼らがひとかけらの勇気を振り絞ったから、地上消滅を阻止することができたのです。
ポップの勇気がダイを立ち上がらせ
ダイの勇気がゴメちゃんによって世界の人々を立ち上がらせた。
世界中が勇者となって立ち向かった結果、ついに大魔王の計画を打ち砕くことができたのです。
しかし
バーンはまだ健在だった。
大魔王にとって、今回の計画は試行の1つでしかなかった。
絶望的なスケール感で、再び窮地へと陥るダイたち。
どうやって迎え撃てばいいのか。
ダイ、爆発!
竜魔人ダイ!!
そうだ。
この手があったのか。
竜の騎士の最終戦闘形態。
その姿はまるで在りし日の父、バラン。
圧倒的な力でバーンを追い詰めます。
私は、この時点で勇者としてのダイの戦いはすでに終わっていたと思っています。
なぜなら、勇者ダイは人間の代表として戦っていたのだから。
地上破滅が阻止された今、すべきことは大魔王の命を奪うことのみ。
それはバーンが言ったように勇者の目的ではありません。
だから、ダイはこの姿になることを決意したのではないでしょうか。
だから、ポップやレオナを戦いに巻き込まないようにしたのではないでしょうか。
竜魔人として破壊のみに専念するために。
そんなダイの気持ちを察してこの言葉をかけられるのは、ポップだからこそですね。
ダイとバーン。
その決着はいかに!!
小ネタ
タイトルコールやアイキャッチがなくなりました。
辛いですが、もう最終回間近ということですね!
ドラクエ要素解説
ドラゴンクエスト
竜魔人となったダイがバーンに言い放った言葉。
力は正義ではない
この言葉からはいろんなメッセージを読み取ることができます。
1つは「ダイの大冒険」が連載していた当時のジャンプを皮肉った言葉であるというメッセージ。
当時のジャンプは右向けばバトル。左向けばバトル。といったように、バトルマンガ全盛期。
より強く、より強くなっていく主人公が人気を博していた時代でした。
それに対する三条先生なりのメッセージを、このダイの言葉からは感じざるをえないのです。
そして、もう1つの視点は「ダイの大冒険」はあくまでもドラゴンクエストであるということを我々に思い出させるメッセージ。
ドラゴンクエストというゲームは、強さを追い求めるゲームではありません。
レベル99まで到達することが最終目標ではないのです。
より強い力で自分より強かった者を圧倒する楽しさ
これを「ダイの大冒険」ではずっと否定してきました。
ドラゴンクエストの目的は、冒険すること。
そのための手段として戦闘があるだけ。
現に、ゲームでのプレイヤーに課せられる目的は「なにかを探し出す」ということがほとんど。
大魔王バーンを倒すため、当時のジャンプの風潮にのるため、インフレしていく強さに対する作者からの大きなメッセージをこの言葉からは感じざるを得ないのです。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」が本作のタイトルなのだから。
いろんな人が生きていて、みんなで協力して生きる世界。
その世界を冒険することが、ドラゴンクエストの楽しみなのです!
次回の見どころ
もうあとは見守るのみ!
残り数話。
クライマックスです。
最後まで応援しましょう!!!