こんにちは。てんすけです。
ガンダムシリーズの大大大ファンです!!
今週も放送&配信されました。
この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。
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ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります
ネタバレ感想
呪いとの別れ
1つも手に入らないかもしれない
けど進む。
スレッタがどうしたらいいかを自分で考え決断した瞬間です。
彼女はずっとプロスペラの言葉に縛られていました。
逃げたら1つ、進めば2つ
これは、本作の最も重要なフレーズであり、スレッタの生き方を象徴するものでした。
しかし、ある意味ではこれは前進か後退以外の選択肢を絞るものであり、それがスレッタにとっての呪縛にもなっていました。
今回、スレッタがこの言葉から解き放たれたことがわかりました。
彼女は自分の出生を理解し、命の重みも知りました。
さらに、対話することで紡ぐ絆も知りました。
だからこそ、選んだこと。
それも対話。
思えば、スレッタは対話がとても苦手でした。
ミオリネとのすれ違いも周りからのアシストあっての解決。
そんなスレッタが対話を選択した。
自分が依存していた母と姉に対して。
もうスレッタはプロスペラやエアリアルに依存することはありません。
自分で考えできることをやる。
力強く進み始めることを自分で決めたのです。
仲間たちとともに。
文句なしにスレッタはガンダムの主人公ですね!!
ここに早く花嫁も加わってほしいですね。キービジュアルの構図のように、学生たち全員でミオリネに向かう展開とかも熱い!!
血は繋がらなくても
血の繋がりだけではない。
今回はスレッタとプロスペラ含めて複数の疑似親子のやり取りが描かれました。
まずサリウス。
この言葉、めちゃくちゃかっこいいと思ったのは私だけでしょうか。
これは、会社に尽くしたサリウスによるベネリットグループ全体を考えた自己犠牲の発言ともとれますが、もちろんそれだけではないですよね。
養子であるシャディクの責任は親である自分がとる、という深い愛に満ちた言葉。
そう。シャディクはサリウスのことを利用するべき存在と思っていたのに対して、すべて見抜いていたサリウスは彼のことをそれでも息子と思い愛していたことがわかったのです。
まさに、『馬鹿な息子をそれでも愛そう』ですね。
いつか、この思いがシャディクにも直接伝えられるといいですね。
次に、ベルメリア。
彼女の本心がわかった瞬間でした。
彼女も苦しんでいました。
ある意味、彼女はペイル社で何度も子を産み育てていたようなもの。
今のエランは5号。
すでに4回以上彼女は子供を失っているのです。
地獄の苦しみですよ。こんなの。
私は「メイドインアビス」を思い出してしまいました。
彼女は責任逃れをしたかったわけではありません。
明確に自分を罰してもらいたかっただけ。
そんな彼女にエラン(5号)は自分の意思で生きることを告げます。
5号が自ら生きる道を選んだこと。
それは、ベルメリアの解放も意味します。
なぜなら、彼女ももうペイルには戻れないから。
5号にとってもベルメリアにとっても組織に属さず生きていくことは非常に困難な道です。
この擬似親子も、最高の形ではないですが、一応の精算ができたのは良かったのではないでしょうか?
「嫌なもんだな。大人っていうのは。」
一連のやり取りを見ていたグストンのこのつぶやき、めちゃくちゃ共感してしまいました。
子供たちはわだかまりなんて残さない。
大人のように体裁なんてこだわらないんです。
うらやましいですね。
ストーリー考察
新ガンダム
ガンダムあるあるだー!!
パイロットのことを考えない鬼性能の封印された試作機……。
ガンダムあるある全部載せですね!!
ロマン!!
さて、ヴァナディースが開発していたルブリスとは別の試作機。
その名は『キャリバーン』
「機動戦士ガンダム水星の魔女」のストーリーの下敷きとなっているシェイクスピアの戯曲「テンペスト」に登場する怪物の名前と同じ。
このガンダムがどんな存在なのか、名前から推測してみましょう。
「テンペスト」のはキャリバンについて以下のように描写されています。
一同はこの醜い怪物の異様な格好と野蛮な顔つきに肝をつぶしたのだが、(プロスペロウに言わせると)キャリバンはプロスペロウに付き従うただ1人の従者なのだった。
William Shakespeare. The Tempest Arashi (Japanese Edition) (p.18). Kindle 版.
このように、プロスペロウ(プロスペラのモデル)からしたら、キャリバンは従者。
敵対する相手ではないととらえられているのです。
これって、プロスペラとスレッタの間柄にも同じことが言えませんか?
プロスペラはクワイエット・ゼロのために、スレッタを学園へと編入させ、決闘によってエアリアルのパーメットスコアを高めさせていました。
プロスペラはスレッタを自分にいいように従う者としていました。
逃げたら1つ、進めば2つという呪いの言葉で。
しかし、上述したように、今回スレッタはこの言葉の呪いから解き放たれました。
そんなスレッタが『只の従者』と呼ばれたキャリバーンの名を冠するガンダムに搭乗する。
まさに最終決戦にふさわしいガンダムではないでしょうか?
戯曲では、ラストにエアリアルがプロスペローから自由になります。
この通りになるのか?
とにかく早く見たい!!!
クワイエット・ゼロの正体
クソやば要塞きた!!!
あれだけ考察していたクワイエット・ゼロですが……
まさかのラスボス要塞とは!!!
ただ、ガンダムのラスト決戦といえば、要塞攻略と艦隊戦は必須!!
しっかり入れてきてくれてうれしいですね。
ガンダムAGE並の要塞攻略戦やってほしいですね。
さて、ここでは宇宙議会連合の思惑と今回の動きについて考察します。
前回の記事で述べたとおり、宇宙議会連合はシャディクのなんやかんやを全てベネリットグループ全体の責任にして取りつぶしを決行。
ここでペイルが裏切るとは予想できませんでした。
ただ、状況を見ると、たしかにペイルは裏切っておいた方が良いことはわかります。
ペイルはガンダム開発を表に出して行っていたからです。
ベネリットグループに残る方が責任を問われやすい立場であり、オックスアース社と繋がる宇宙議会連合に寝返った方が自社の利益となる開発がしやすくなるわけです。
まさに狡猾!!
話を戻して、宇宙議会連合の思惑です。
ベネリットグループを取りつぶすと決めましたが、厄介なのがプロスペラが地球で暴れたせいでオックスアース社との関与が世間にバラされかねないという弱点も議会連合はもっています。
だからこそ、まずはプロスペラを叩く。
今回は単純な武力での負けでしたが、プロスペラ側からしたら、正直勝敗はどっちでもいいことがわかります。
ベネリットグループを宇宙議会連合に潰させた後、オックスアース社の件を世間に公表すればいいだけだからです。
プロスペラ側から戦闘を仕掛ける必要はないのです。
これは、宇宙議会連合サイドとしてはめちゃくちゃ苦しい状況。
なぜなら、要塞を攻撃する側より守る側の方が圧倒的に有利だから。
難攻不落とも言えるクワイエット・ゼロ。
武力での制圧は不可能に近いです。
そこで、白羽の矢が立ったのが……
プロスペラの娘。スレッタ。
このように親子の問題にしてしまおうという政治的な思惑も入り、今回のガンダム譲渡となったわけですね。
ほんと大人ってやつは……!!!
次回の見どころ
そっちかよ!!!ラウダ!!
まさかのガンダム三つ巴でしょうか??
ここはグエルがラウダを説得して、スレッタらと共にプロスペラと対峙するという展開に期待したいですが……。
とにかく来週が待ち遠しいです!!
そして、早く新ガンダムのプラモデル情報を!!!
次の話の感想はこちら
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