こんにちは。てんすけです。
ガンダムシリーズの大大大ファンです!!
今週も放送&配信されました!
この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。
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ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります
ネタバレ感想
エラン本当の正体
エランとは初めから存在しなかった。
我々が認識していたエランは強化人士4号。
そして、それはオリジナルのエランのコピーでしかなかったのです。
強化人士、それはペイル社が嫡子であるエランをガンダムに乗せないため、GUNDフォーマットを体よく利用するために作られた存在。
ただの兵器だったのです。
そこに人格は求められない。
その上、顔も変えられていた。
つまり、彼はエランではないどこかの誰か。
おそらく、劇中の描写からアーシアン(?)であり、貧困層に属する者なのではないかと思います。
エランは、ガンダムシリーズの中でも屈指の悲劇的な強化人間ではないでしょうか。
記憶は消され、自分が思うようには生きることはできない。
そんな悲劇の存在だったのです。
だから、彼はスレッタを疎んじた。
「やりたいことリスト」という希望をもっていたから。
誕生日の占いを楽しめていたから。
ガンダムファラクトとエアリアルの戦いは、高速戦闘の迫力とビットシステムの応酬という絵的な迫力も満載でしたが、それ以上に彼の悲壮感が伝わる辛いものでした。
ハッピーバースデー
個人的にVガンダム第4話以来のトラウマです。
制作陣からの
なにか勘違いしてるようだけど、君が見てるの「ガンダム」だよ。
というメッセージが伝わってくるかのようなシーンでした。
完全にトラウマなりますわ。
さて、今回サブタイトルになった「鬱陶しい歌」
エランにとってそれは「ハッピーバースデー」だったのです。
「ハッピーバースデー」は「機動戦士ガンダム水星の魔女」という作品においてとても重要な要素をはらんでいます。
プロローグにおける「ハッピーバースデー」覚えているでしょうか?
父ナティムの決死の特攻で逃げることができたエルノラとエリクト。
GUNDフォーマットとリンクし、敵機を撃墜した時に歌っていたもの。
すなわち、ガンダムという呪いに魅入られた日を自身で祝うという皮肉(悪意)に満ちた歌として描かれていました。
そして、今回。
エランが「ハッピーバースデー」を歌ったのは
自分が処分される直前。
エランの出自を知っていると、スレッタの「今日を誕生日にしよう。」という提案は非常に残酷なもののように思います。
強化人士にとって誕生日とは自分が処分される日のこと。
次の5号に向けて4号であるエランは歌いながら消えていきました。
「ハッピーバースデー」が祝福の意味をもたない。
これは「家族の支配からの脱却」をテーマにしている本作においてとても重要な要素に思えてなりません。
この世界に生まれ落ちたことは祝福か、呪いか、今後もこのテーマについては様々なキャラを通して描かれていくのでしょう。
だからと言って、地球寮の面々を見ている限り反出生主義を礼賛することは絶対ないと思っています。若者にとってはすごく身近な話題であるこれを描こうとしていることに驚嘆するばかりです。
今日のグエル
グエキャン△
スピンオフおなしゃす!!!
グエルが好きすぎる。ガチで。
多分、県内でこれ箱買いしたの私だけだと思う。
第6話は彼のシーンなかったら辛すぎた。
ストーリー考察
続エアリアルとスレッタ
前回の記事で書いたエリクト≠スレッタ説。
これに関して気になる情報が大量に出た6話でした。
まず、冒頭のプロスペラとベルメリアの会話。
21年前!?
現在はAD122。
ならば、スレッタの年齢から考えるとプロローグはその13年前のAD110であるというのが定説でした。
というか、エルノラの写真を見てもこれ以外ないと思っていました。
ベルメリアの「21年前の復讐」がヴァナディース機関のことだとすると、プロローグの時間軸はAD100前後ということになります。
エリクト=スレッタとすると彼女の年齢はこうです。
AD100(プロローグ):4歳
AD122(現在):25歳
25歳!?
ただ、これ一応ありえる線ではあります。
前回の記事で述べたように、水星と地球圏は行き来するには最低でも1年は航行しないといけない距離です。
4歳だったエリクトが途中で補給を受けると共に、コールドスリープをしたと考えるとこれでもありえるかなと思います。
現状これであってほしい。
しかし
もっと恐ろしい説を強化する要素も今回出てきました。
エリクト=エアリアル説。
今回のスレッタvsエラン戦中のスレッタのセリフにそのヒントがありました。
ビットシステムをまるで人格があるかのように呼びかけるスレッタ。
エアリアルに対してではなく、ビット1つ1つにという点がポイント。
さらに、エランが戦闘中にビットの攻撃を受けた時の描写
この影は?
私には、YOASOBI「祝福」PVに出てくるエリクトの成長過程の影のように見えました。
そして、再び冒頭のプロスペラの発言。
強化人士をペイル社が複数作ったことを看過したこの発言。
なぜすぐにこのようなことが言えたのでしょう。
答えは一つ。
プロスペラも経験者であるから。
強化人子を作ったことが……ある……?
さて、これらのヒントを総合すると次のようなものすごく恐ろしい仮説が建てられます。
AD100
プロローグのラスト
⇓
水星へと逃れたエルノラとエリクト。
⇓
AD102〜110くらい?
復讐に取り憑かれたエルノラはシン・セー開発公社を隠れ蓑にエアリアルの開発に没頭する。
⇓
GUNDフォーマットを搭載したMSであるガンダムには、機体かパイロットどちらかに特別な処置を施す必要がある。
⇓
最初はパイロットに処置を施すが、エルノラは限界に気付く。
(今回のエランのように戦闘を繰り返すと人体は限界を迎える。)
⇓
MSそのものにGUNDフォーマットを受け入れるシステムが必要。
⇓
そのために人口知能を搭載する。その人工知能は長い宇宙航行で衰弱した娘エリクト。
⇓
同時に、彼女の遺伝子から強化人士をいくつか製造する。失敗作(今回のエランのようなもの)はビットへ取り入れる。
⇓
そして、強化人士の中で最も性能が良かったものを自分の娘とした。
その娘の名は
スレッタ・マーキュリー
怖すぎです。
エルノラは完全に人心を失っているだろうし、復讐に取り憑かれています。
この説はみなさんどう思いますか?
実は、私はこの説通りではないとも思っています。
なぜなら、前回の記事で述べた通り、これでは作品のテーマである「家族の支配からの脱却」がぶれてしまうからです。
だから、今回のベルメリアの発言「21年前の復讐」やエランの見た幻影はミスリードのように思っています。
特に「21年前の復讐」はADが100になる年ということもあり、また別の事件を指しているのではないかとも考えられます。
まだまだなんとも言えない恐ろしすぎる仮説。
今度も考えていきたいと思います。
次回の見どころ
何するの?
しかもタイトルコールがエルノラだったのが気になりますね。
エルノラの暗躍が描かれるといいなと思いますが……。
個人的にはグエルのスピンオフはよ!!!
次回も楽しみです。
次回の感想はこちら