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一度見たら病みつきの怪作「メイドインアビス」レビュー

こんにちは。てんすけです。

 

最近見て衝撃だったアニメについて紹介します。



初めに言います。

 

私はこれを見た後、一週間はストーリーについて頭の中で思い返し、夢ではIfストーリーを見ました。

それほどまで日常に侵食する、恐ろしい魅力を持った作品です。

 

この作品を見て感じたことをそのまま伝えたいので、ぜひこちらの記事をご覧ください。

 

ちなみに2022年アニメです!!

 

 

注意

本作はR15+指定作品です。本記事に記載されている内容は対象年齢以下の視聴を促すものではありません。また対象年齢以下の本記事の閲覧も推奨していません。

 

 

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作品紹介

 

メイドインアビスとは

webcomicgamma.takeshobo.co.jp

 

つくしあきひと先生によるWEBマンガを原作としたアニメです。

シーズン1 → 劇場版 → シーズン2の順にストーリーが連続しており、視聴もこの順を推奨しています。

 

 

 

アビスと呼ばれる大穴。その奥底には、数多くの遺産があり、人類が未踏の隠された地があると言われていました。

 

本作はそこへ潜り、探索する冒険者たちを描くストーリーです。

 

伝説的なアビス探索者の母をもつ少女リコ

 

彼女は母に会うために、孤児院で日々探索者の修行をしていました。

そんなある日、アビスの浅瀬でレグという機械の身体をもつ少年と出会います。

 

リコとレグはすぐに仲良くなります。レグは機械だけでなく様々な能力を身体に宿すスーパーマン

しかし、レグは自分がなぜ機械の身体を持っているかどころか、すべての記憶を失っていました。

 

また、リコにはずっと夢見ていたことがありました。

である探索者ライザが、アビスの深層で待っている。

母に会うために、リコはアビスへと旅立つ必要があったのです。

 

リコは母に会うために、レグは自分が何者なのか知るために、2人はアビス探索へと旅立つことになりました。

アビスには、遺産や財宝など得られるものも多いですが、恐ろしい怪物帰還時の上昇に伴う負荷などリスクもたくさん。

 

果たして2人はそれぞれの目的を果たせるのか。

 

さあ!!2人の冒険が今始まります!!!

アビスの底にはどんな冒険が待ち受けているのでしょうか!!

めくるめく冒険ファンタジーのはじまりはじまり!

 

 

ぜひ気になった方は、シーズン1から見てみてくださいね。

 

注意

ここからシーズン1及びシーズン2のネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

 

メイドインアビス シーズン1

 

 

miabyss.com

 

 

これ作った人たちは人の心もってないんか?

 

 

最初見始めた時は、キャラクターデザインやオープニングテーマからゆるふわファンタジーを想像していました。

 

シーズン1 第6話くらいを境に不穏な空気が漂い始めます。

 

 

決定的なのは第10話でナナチとその友ミーティが登場してきてから。



ミーティを見た時、あなたはどう思いましたか?

 

彼女を人間だと認識しましたか?

 

私はできませんでした。彼女がナナチの言う通り、成れ果てだとしても。

その感覚がたまらなく怖かったのです。

 

そこから、彼女たちの壮絶なる過去が明らかとなります。

 

 

 

ミーティはどんな気持ちで生きていたのか?

殺してほしかったのではないか?

生きていることこそが拷問ではないのか?

 

なぜこんな目にあうのか?

 

様々な感情が渦巻く中、ナナチが下した決断を一緒に見ることとなります。

それは

 

火葬

 

デクの持つ火葬砲で彼女を焼き消すという決断を、ナナチはしたのです。

 

この手向けとして備えられた人形たちが、ナナチが毎日縫っていたものだったと気付いた時、視聴を止めそうになりました。

 

もう正直ここから見るのをそむけようとしました。

 

最後までナナチを見つめているのがまた……

 

 

でも、できませんでした。

この火葬を見守ることが、ここまでリコたちの冒険を楽しんできた代償なのだと。

 

そう言い聞かせてシーズン1を見終わりました。

 

感想です。

全然ゆるふわファンタジーじゃなかった。

むしろ、「進撃の巨人」とかそっち方向でした。

 

冷静に考えたらなんの修行なんでしょうね?

 

 

 

 

地獄はこれで終わりではなかった

 

劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」

miabyss.com

 

シーズン1の続編である劇場版。

劇場版の絶望度はアニメの比ではなかった。

 

 

ナナチやミーティを実験台としていた黎明卿ボンドルド

彼の待つ第5層の冒険と、直接対決が劇場版のストーリー。

 

 

その娘、プルシュカ

 

 

彼女がどうなったか。

 

 

 

 

ボンドルドの生体カードリッジとなり、内蔵だけで生かされた姿に改造される。

 

 

 

どんな生き方したらこんなの思いつくんだよ。

 

そして、プルシュカは白笛となり、リコたちの冒険を導くのだった。

 

 

 

 

 

いや、だからきれいにまとめようとすんなよ。

 

おかしいだろ。

絶対。

 

人間のやる仕打ちじゃねえよ。

上昇負荷のミーティの話でこっちは相当ダメージ負ってんだよ。

 

 

ボンドルドぶっ飛ばして終わりでええやん……。

 

ただ、この劇場版を見終わった後に気付いたことがありました。

 

この「メイドインアビス」という作品は、登場人物がすでに正気ではないことを。

アビスという人類に祝福をもたらす場所に心を呪われた人々。

だから、常人には理解できない決断をも下すことができる。

 

そう考えると、登場人物たちの狂気にも納得ができる。

 

 

 

わけねえだろ。

 

これ、劇場で見た方いたらどんな感情になったのかぜひ教えてほしいです。

 

 

そして、シーズン2

もう底に思えた劇場版が可愛く見えるほどの絶望を見せてもらいました。

 

 

ここからはきつい人は閲覧注意で。

 

 

メイドインアビス 烈日の黄金郷

 

さあ!!!覚悟はできたぞ!!!!

どんなものでも見せやがれ!!!

 

私はあの劇場版の第5層までちゃんと耐えたんだ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

吐きそうになりました。

 

 

過去の探索者、イルミューイ。

彼女はアビスの影響で、処女懐胎をした人物でした。

ja.wikipedia.org

 

これだけでもきついんですが……

彼女の生んだ子は異形の姿であり、呼吸ができないため1日で命を落とす運命なのです。

それなのに毎日生まれてくる。

 

これは祝福ではない。

どう考えても呪いです。

 

 

さらに……

 

 

 

 

 

自分たちが生き残るために、その子供たちを食べる探索隊。

 

 

おかしいだろ。

おかしいだろ。

 

 

もう無理。

 

 

 

正直に言います。

ここで一旦視聴やめました。

 

 

さすがに見ていられなかった。

ネットでは「お子様ランチ」とか言ってたけど、馬鹿かよ。

 

 

シーズン2の終盤のファプタの村人への復讐。

 

 

進撃の巨人ハンジ隊長の名言が頭をよぎりました。

 

 

 

でも、応援するよね。

 

さすがに。

 

レグとファプタの戦いは早くやめろとしか思いませんでした。

 

 

そして、ファプタもワズキャンもそれぞれの命運が決した時。

成れはてになったワズキャンはリコに尋ねます。

 

ここに来てよかったかい?

 

 

 

むちゃくちゃ良かった!!

 

 

 

 

 

 

 

そっかー!!!!

そうでした。

 

リコは最初からこうだったんです。

冒険においてすべては自己責任。

 

アビスの深層にたどり着くと決意した時からリコはそのためだけにしか進まない。

 

このシーンを見た時、私は自分の気持ちに気付きました。

リコがこの後、どんな冒険をするか見てみたいと。

 

あんな散々なシーンの数々を見たと言うのに。

 

この旅路の行き着く先を見たい!!

そう思うようになってしまったのです。

 

 

そう、私もアビスの呪いにかけられてました。

 

 

第7層へとたどり着いたリコたち。

この後、どのような冒険が待ち受けるのか!!!

 

私は吐かずにこの先も見られるのか!!

 

楽しみです!!!

 

 

 

まとめ

 

ぜひ、みなさんも「メイドインアビス」を見たら感想を教えて下さいね。

 

ちゃんと全部見れた人!!

一杯くらいならおごりますよ。