こんにちは。てんすけです。
今週もダイの大冒険最新話が配信されました。
この記事では最新話の感想とゲームドラゴンクエストの設定が現れているシーンについて解説していきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
ヒュンケルとアバン
ヒュンケル!!!お前はいつも!!
やはりヒュンケルの反抗には意味があった。
それはかつてポップもやったこと。
自らが危険を一手に引き受ける。
敵陣に突入したなら、殿(しんがり)を誰かが引き受けるのは定石。
その役は、勇者以外のパーティーの主力が務めねばなりません。
しかも、パーティーではなく個人で戦うため、かなり苦しい状況の戦いは必死。
アバンがそれを引き受けようとしていたことを見抜いたヒュンケルは、自らその役を買って出たのです。
ダイ、ポップ、マァムと直接指導を受けた3人が気づかなかった師の思いを、瞬時に見抜いたのは一番弟子である彼だからこそ。
また、アバンも彼の思いを一瞬で見抜きました。
悲しさと申し訳無さが同居した瞳。
おそらくかつても、ヒュンケルはそういった目でアバンを見ていたのでしょう。
今回のやり取りは、この2人の「絆」という言葉では言い表せない程の強い信頼関係を感じますね。
自分の代わりに危険な役を買って出た一番弟子の姿を見つめるアバン。
彼の瞳には嬉しさと申し訳無さが同居しているのではないかと思いました。
ダイの大冒険では多くの師弟関係が描かれますが、この2人の関係はまさに王道といった関係でいいですね。
ここであの“子”と言っているのも好きです。アバンにとってヒュンケルはいつまでも大切な教え子。
破邪の秘宝
アバン先生はやっぱりすごかった
(小並感)
破邪の洞窟の150階に軽く到達!!
これはレオナたちの冒険を見ていた私達なら、とんでもないことだとすぐに分かりますよね。
25階レベルでトラップやモンスターのレベルも最終ダンジョン並だったのが、150階って……。
↑の記事でも書きましたが、破邪の洞窟はドラクエにおけるやりこみ要素を描いたダンジョン。
たしかにレベルを上げるなら、そこを探索するというのは王道の手段かなと思いました。
アバン先生が破邪の洞窟で得た力。
それは、自身の破邪の呪文の力を増幅する秘術!!
これはダンジョン攻略においては最強の力をもった仲間の加入といっていいでしょう。
今後すべてのトラップを無効化したり、余計な戦闘を行わずにボスまで行けるんですから!!
ヒュンケルはこの力がアバンに備わっていることを見抜いた。
アバンこそが大魔王へと勇者を導く最重要なパーティーメンバーだったのです!!
ドラクエ要素解説
扉を開ける呪文アバカム
アバンがダイたちの前で、扉に向けてはなった呪文。
って知ってますか???
これ、知ってはいても使ったことあるって人ほとんどいないんじゃないでしょうか。
解説します。
アバカムとはドラクエ2とドラクエ3(リメイク)にのみ登場する呪文。
それ以降の作品には登場しません。
というのも、「かぎ」のシステムがあったのは1,2,3の3つだけだったからです。
正確には後続の作品にも「かぎ」はありましたが、それはあくまでアイテム回収や隠しダンジョンのみの話。
メインのストーリー攻略には「かぎ」はさほど関係しませんでした。
しかし、1,2,3ではメインストーリーに「かぎ」が必要な部分が多く、終盤になって最初の方の街に戻ることも多かったのです。
そこで「アバカム」
この呪文は「かぎ」不要で扉を開けることができる呪文。
めちゃくちゃ便利!!
と、思いきや……
この呪文を習得するのは2では終盤も終盤。
ほとんどの「かぎ」を入手した後なんです。
なんならこの呪文習得前に全クリすることもできます。
だから、この呪文を使ったことある人はほとんどいないのでは?となったのです。
そんな呪文をこの重要な局面で使用する!!
ダイの大冒険って本当にこういうのうまいですよね。
ドラクエファンの気持ちをがっちりつかんだ演出でした!!
3では、「とうぞく」のみが覚える呪文として登場。だから、2周目とかでしか使用しない呪文でした。
次回の見どころ
アバン復活!
この事実に一番脅威を感じていたのは大魔王。
ミストバーンを呼び戻し、守りを固めます。
今後の展開も楽しみです!