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ネタバレ感想&考察「機動戦士ガンダム水星の魔女」第19話

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こんにちは。てんすけです。

ガンダムシリーズ大大大ファンです!!

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

TVシリーズ最新作「機動戦士ガンダム水星の魔女

今週も放送&配信されました。



この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。

 

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注意

ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります

 

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

地球の人々

 

あの時の思いとは違うけど。



ついに、ミオリネは地球へと来ました。

彼女はずっと逃避先として地球へ行きたいと思っていたのです。

 

しかし、地球はそんな場所ではありませんでした

 

スペーシアである限り、アーシアンには絶対に受け入れてもらえないのです。

 

これまでの物語で語られた通り、経済のために地球を戦場にされる戦争シェアリングによってアーシアンスペーシアンに対する不満は臨界点を突破しているのは当たり前。

p-tenchan321.hatenablog.com

 

グエルはこのことを身をもって知っていたから、ミオリネへと同行したのでしょう。

ある意味、今回のメンバーで唯一話し合いができるのはグエルだけです。



アーシアンスペーシアンは絶対にわかりあえないのでしょうか。

 

いいえ。

 

ミオリネ自身、学園では地球寮の仲間であること。



そう、大人たちがつくった溝を埋めることができるのは、学生たち新たな世代だけ。

 

 

若い世代に受け継がない意思の話。まるで現代における日本と韓国の関係というとわかりやすいのかな。

 

グエルとセドがシーシアのことでわかりあったこともこれを表しているように思いました。



 

 

 

間違いだらけの私たち

 

みんなみんな

1番ではないやり方を選ぶこともある。

 

 

すごいなーー!!!

この作品!!!

 

本当に毎回思います。

こんなこんな難しいテーマ、ここまでわかりやすく描けるんですね!!

 

マルタンがニカのことを通報した時の本音。



そう。かっこつけたり、大義名分を無理につけようとしたりしなければいいんですよ。

 

でも、それってめっちゃくちゃ難しい!!!

大人になった今の私なら仕事とか家族のこととかいろんな場面でそれができます。

 

いや、やらなければならないんです。



しかし、学生の頃、マルタン達と同じ年にそんなことできたでしょうか?

 

私は絶対できませんでした。

人間はそんなに正解ばかり選べるわけではない。

周りの人たちの気持ちを考えれば考えるほど、はたから見たら間違った選択をしがちです。

 

そして、取り返しのつかないことになった時自分を攻めるしかなくなります。

 

ただ、そんな時救ってくれるのもまた、周りにいる人たち友達や家族です

だから、身の回りの人を大切にするんです



これは宇宙世紀シリーズで描かれていたニュータイプ論そのものなんですよ。

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プロスペラとスレッタのことを考えたエリクト。

アーシアンと分かり合うために武力を地球へ持ち込んだミオリネ。

復讐に取り憑かれたエルノラ。



彼女たちの間違いをフォローする役割

誰ができるでしょうか?

 

もちろん、スレッタですよね。

 

 

さあ、最終章です!!

 

 

 

小ネタ

ニカ救出隊?

 

おい!!!

性癖ゆがますなよ



これネタじゃなくめっちゃ大事なシーンと思いませんよね(笑)

 

 

グエルの憧れの人

もうグエルの憧れの人は違うんですね。

 

グエルはずっとドミニコス隊に入るのが夢だと言っていました。

ドミニコス隊といえば、英雄ケナンジが有名でした。

当然、グエルは彼に憧れていたのでしょう。

しかし、今は見る影もなく……。



ではなく、グエルは地球での経験によって、憧れる対象が変わったのでしょう。

真の英雄とは、信念のもと1人で立つ大人


オルコットさんの再登場ありますように!!

 

 

 

 

ストーリー考察

 

学園の闇

 

黒い!!黒すぎだろ……。

 

地球の戦災孤児を育成するプロジェクト

シャディクを始めとするグラスレーの中心メンバーそこの出身であることが今回明らかとなりました。

 

すなわちシャディクらはテロリスト達のスパイ

確実に諜報員を送り込む方法で、ベネリットグループに潜り込んでいたわけです。

 

さて、今回語られたこのプロジェクトについてどう思われましたか?

 

表向きは戦災孤児支援人道的なプロジェクトのように思います。



しかし、こんなの建前だとこれまでの物語を見てきた方は気づきますよね。

 

私の考察は次のとおりです。

 

ジェタークはAI、ペイルは強化人士といったように、各社主要産業となりうるウリを1つ持っています。

だからこそ御三家となれるのです。



 

では、グラスレーはなんなのでしょう?

 

アンチドートシステムとも思いましたし、たんに老舗だからというのもあるかなと思いました。

 

今回のプロジェクトを聞いて、考えを改めました。

 

グラスレーはこのプロジェクトで育てたアーシアンをどのようにしていたのでしょう?

全員がシャディクらのようになれるわけではないですよね?



私はこのプロジェクトであぶれた者たちこそが、ペイルの強化人士の素体なのではないかと思いました。

 

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4号の過去を見る限り、経済的に恵まれた家庭ではないことがわかります。

また、そもそもアーシアンとの繋がりを持たないペイルには、こういった貧困層とのパイプはないわけです。

 

だったら、仕入れるしかないわけです。

 

こんな非人道的なことがまかり通っていることが真実だとしたら……。

 

この考察はマジで妄言で終わってほしい。

 

 

 

 

 

オックスアース社の暗躍

 

これは衝撃の事実すぎますね!!



 

オックスアース社はヴァナディース事変で共に潰されたわけではなかったのです。

 

まさかまさか……。

 

 

つまり、ヴァナディース事変とは、オックスアース社が機関のGUND技術を独占するために仕組んだものと推測することができるのです。



 

Prologueで描かれたあの事件の真相はこうではないでしょうか?

 

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オックスアース社は、スペーシアンの経済圏=戦争シェアリングを恒久的に維持することで利益を得ている。



 

そのためには、ガンダムスペーシアンだけでなく、アーシアンにも持たせないと戦争状態を維持することはできない。



 

殺戮兵器であるガンダムを封印するというデリングのプランが通ると、封印とは名ばかりにベネリットグループGUND技術を独占する恐れがある。

 

 

だから、虐殺を消しかけた。

 

口封じをしてしまえば、GUND技術が少なくともベネリットグループだけに渡ることはない。オックスアース社がある程度独占することができる。

 

地球のテロリスト達に技術提供を行い、ベネリットグループと対をなす、戦争シェアリングの影の管理者として20年以上暗躍していたのです。

 

さらに、その後押しをするのが議会連合のトップ

 

学園の闇とは比べ物にならないレベルの闇です。

 

だからこそ、プロスペラはデリングにさほど執着しなかったのでしょう。プロスペラはデリングのことは実行犯程度しか思っていなかったのです。



前回の考察で、グループ潰すのに武力行使

と、疑問に思うと書きました。

 

この規模の復讐ならたしかに武力行使ですね。

 

戦争をビジネスとする大人たち

その犠牲はいつも子供です。



 

戦争を続け、勝手に殺し合いをする大人たち。

 

この悲しみの連鎖は今を生きる若者たちにしか、断ち切れません。

 

そのための対話

ここがまさに、本作がアナザーガンダムである所以です。

 

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宇宙世紀シリーズと違い、ニュータイプという人類の革新には頼らず、今できることをやる!!

さあ、ミオリネを始めとした学生たちによる対話。大人達の作った世界の闇にどのように影響を与えられるか!!



本作がガンダムとして評価されるいちばんの峠に差し掛かったように思います!!

 

 

 

次回の見どころ

 

ニカ姉だ!!!

 

このタイトルから、いよいよノレア周りの話が動くのではないかと予想しています。

 

または、シャディクがついに大人たちの悪意によって潰される話か。

 

学生たちがこの混沌とした世界にどう立ち向かっていくのか!!

ますますガンダムしていくことでしょう!!

 

次回の感想はこちら!

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

 

 

画像引用元

©機動戦士ガンダム水星の魔女」/バンダイナムコフィルムワークス/サンライズ/MBS