こんにちは。てんすけです。
ガンダムシリーズの大大大ファンです!!
今週も放送&配信されました。
この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。
「機動戦士ガンダム水星の魔女」見るならアマゾンプライムがおすすめ。
ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります
ネタバレ感想
空っぽな若者たち
自分のやりたいこと、という呪い。
すごいなー!!!
この作品。
心の底から思った回です。
ミオリネの花婿、ホルダー。
それがいつのまにかスレッタのアイデンティティとなっていました。
これがなくなった今、彼女は側から見たら空っぽ。
スレッタは地球寮の友達という素晴らしいものをもっていながらそこには目がいかなくなる。
これは、現代におけるSNSに悩む若者の問題。
ガンダムでこの問題を共感性豊かに描くなんて。
私のようなおっさん達にはこのテーマの描き方ってなかなか気づかないのでは?とも思いました。
また、スレッタ以外の若者たちも同じように空っぽ。
ペイルという後ろ盾を失ったエラン(5号)。
ソフィという同志を失ったノレア。
2人はガンダムパイロットである理由をもたない者同士なのです。もう戦う必要がない。
他にも、ラウダやマルタンのように空っぽを認めながらもがく存在も描かれました。
ただ、学園で2人だけ、空っぽではない人物がいます。
1人目はグエル。
彼はどうしたらいいかを自ら考え、会社を建て直すという目標に進み始めました。
彼は空っぽではないのです。
2人目はシャディク。
彼も空っぽではありません。総裁になるという目標があります。
ただ、彼自身が発言しているように、この目標は無理矢理設定したもの。
部活でレギュラー取れないから、勉強頑張るみたいな。
空っぽな自分に無理やり詰め込んだのが彼です。
様々な思いがうずまく学園。
スレッタやミオリネ以外の人物の行く末からも、目が離せません。
暗躍しまくってたプロスペラ
またもやガンダム!!
3話でのプロスペラとヴィムのやり取りはこのことでした。
さて、ガンダムについてはジェターク社側が得たもの。
反対に、プロスペラ側が得たもの、それはドローン技術。
たしかにジェターク社はダリルバルデなど、自立型AIをドローンに搭載する技術を持っていましたね!
そして、ベルメリアも驚愕した新型ドローン。
このことから、クワイエット・ゼロの果てがなんとなく読めるような気がします。
プロスペラは、GUND技術を各社に提供する事でグループの内部分裂を狙っている。
そうではなく……
直接的にエアリアルの武力によってグループの壊滅を行う。
パーメットスコア8によってエリィの意識が拡張されれば、あらゆるMSを自在に操ることができる。
今回開発しているガンドノートとエアリアルで総攻撃。
いや!!!そんな直接的な計画!?
この予想が崩れる事願います……。
ストーリー考察
答え合わせ①エリィ
『ゆりかごの星』
そういうことだったのか。
これは『祝福』の原作小説である『ゆりかごの星』冒頭のやりとり。
「エアリアル、ゲーム出して」
スレッタが僕のコンソールを操作して、ゲーム画面を表示させる。
今日は何のゲームをするつもりなのかな。
「撃つやつ! 今日こそ、お母さんに勝つんだ」機動戦士ガンダム水星の魔女 公式サイトより
つまり、この小説の地の文はエリィの言葉。
エアリアルの意思がエリィの意思だったことが、今回で正しいと証明されたのです。
それ以外にも答え合わせは続きます。
答え合わせ②スレッタ
ああ……。
やっぱりスレッタはそういう存在でしたか。
スレッタの正体はエリクト・サマヤの遺伝子から作られたリプリチャイルド。
プロスペラがスレッタの母であるということも嘘ではなかったわけです。
しかも
このビットの数だけ存在した赤ちゃんたちも同様の存在。
つまり、プロスペラ=エルノラは水星において、おびただしい数の人体実験を行っていたわけです。
このこと自体は絶対に責められることではありません。
むしろ、人体実験の末に生まれた我が子スレッタが自分の人生を選ぶのは喜ばしいこと。
彼女のラストシーンの感情は上で述べた若者たちの感情よりも、今の私には共感性が高かったです。
復讐のために利用した。
しかし、どこまでいっても自分の子供。
ならば、最後は自分(プロスペラ)のことは忘れて娘自身の人生を生きてほしい。
そのチャンスは残したい。
まさか、プロスペラの気持ちがここまでわかる瞬間がくるとは思いもしませんでした。
小ネタ
このシーンに対するグエルの言葉の重さと、ミオリネの言葉の軽さね。
現実を知っている者とそうでない者が一発でわかるシーンでした。
それでも、グエルがミオリネの提案にのったのは、彼自身が進むと決めた道のためでしょう。
次回の見どころ
ついに、舞台は地球へ!!
いよいよクライマックスです。
何度も言ってきたように「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は世界情勢を巻き込んだ少年少女の物語ではありません。
非常に小さな世界での物語。
しかし、現代ではその小さな世界こそが大切なのです。
今後、見守るべきは、学園の若者たちがどんな未来を選択するのか。
これは、宇宙世紀シリーズを否定した平成3部作のガンダムがはらんでいたテーマでもあります。
当然です。
本作は令和に生きる若い世代のガンダムなのだから!!!
このテーマがどう完結するか楽しみです。
次回の感想はこちら!
画像引用元