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ネタバレ感想&考察「機動戦士ガンダム水星の魔女」第20話

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こんにちは。てんすけです。

ガンダムシリーズ大大大ファンです!!

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

TVシリーズ最新作「機動戦士ガンダム水星の魔女

今週も放送&配信されました。



この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。

 

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注意

ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

シャディクvsグエル

 

やはり宇宙戦はアツい!!

 

プラント・クエタ襲撃の黒幕シャディクを捕らえるために、熱くなるグエル

しかし、ただシャディクを討つだけでは問題は解決しません。

 

ここで冷静に状況判断できるのが、さすがプロですよね。ケナンジさん

 

それでも、父や弟を間接的とはいえ傷つけたシャディクを前に、グエルは自分を抑えることができませんでした。

 

学園のエース2人の激突!!

シャディクのミカエリスはスレッタ戦とは違い、近接戦闘用の装備を巧みに使い、ダリルバルデのオールレンジ攻撃を打ち払います。

 

 

追い詰められたグエル!!

しかし、彼の思いに再び呼応するかのようにダリルバルデビット攻撃を繰り出します。

 

奪うだけじゃ、手に入らない。

 

グエルだからこそ言えるセリフです。

奪っていた立場も、奪われる立場経験した重みがありますね。



 

毎回名言出しまくってるし、グエル主人公で良くないですか?

 

 

とどめを刺すこともできましたが、グエルはシャディクに対してそれも認めませんでした。



楽に死ぬことより、這いつくばって生きる道を選ばせたのです。

自らがそうだったように。

 

 

 

 

暴力がもたらすもの

 

あまりにも惨い……。

 

 

一方、学園ではノレアが拘束を解かれ、ルブリスソーンを駆り感情のままに暴れていました。

 

後半で解説しますが、これはシャディクも想定外だったかと思います。ここまでやるとは思ってなかったはずです。

 

避難する間も与えられなかった多くの学生が、この破壊の犠牲となりました。

ソフィとノレア。彼女たちが望んだものを得るためにとった行動。それが暴力

 

暴力がもたらしたものはなんだったのでしょうか?

 

罪もない学生たちの死。

 

残された者たちの恨み



 

機動戦士ガンダム」というシリーズでは、戦争を解決する手段としての暴力を一貫して否定しています。

 

本作も同様。

ノレアシャディクもそしてプロスペラデリング暴力によって、望みを叶えようとしました。

 

 

暴力によって良い方向に進んだでしょうか??

 

答えは否。

 

次の世代へと恨みを残し、新たな戦いを生む。

 

これが暴力です。

 

では、この恨みの連鎖を止めるには何をしなければならないか。

それも今回はっきりと描かれました。

 

 

対話。



相手の内面を知り、本当に望んでいるものと向き合う。

 

インスタントに繰り出せる暴力と違い、なんと難しいのでしょう。

 

すぐに手を出していたチュチュが成長しましたね。

 

人は相手の内面を知らないから暴力で傷つけることができます。

対話をして相手の内面を知ることで、失望もするし、幻滅もするかもしれません。

 

でも、暴力とは違い、一歩進むことはできます。

これが、エラン(5号)がノレアに言った「逃げる」の意味です。

 

 

ノレアもそれに応えて5号の本当の名前を知りたくなった。

しかし……

 

 



 

暴力は、悲劇しかもたらしませんでした。

 

だってこの後、5号は確実に処分されますよね。

 

 

 

 

小ネタ

まさかの新MS!!

 

お前が新MS乗るんかい!!

 

これ誰も予想できなかったですよね!!

ガンプラファンにも激震が走る展開でした!!

 

早く作りたい!!!

 

 

大人と子供の差

 

ここ本当にうまかったですね。

 

学生はどこまでいっても学生。軍人には勝てない。

本作はここが徹底されているのが、他のガンダムとの違いのように思います。

 

 

 

 

ストーリー考察

シャディクの計画全容

 

びっくりするほど浅かった。

 

前回のエピソードで明らかになった、宇宙議会連合とオックスアース社の繋がり。

p-tenchan321.hatenablog.com

 

そして以前から描かれていた宇宙議会連合とベネリットグループの対立。

p-tenchan321.hatenablog.com

 

これらの状況をうまく掻き回すことで、戦争シェアリングを破壊する。

それがシャディクの計画でした。

 

 

そのためには、サリウスを宇宙議会連合に引き渡して、地球侵攻の指揮を取ったことを証言させることが必要となります。

 

要するに、治安維持の名目で会社単位で軍を所持しているベネリットが報復攻撃をした、というスキャンダルを宇宙議会連合はつかみたくてしょうがないわけです。

 

宇宙議会連合にとっては、ベネリットグループをお取り潰しにする格好の材料です。

 

だから、ここまで浅い計画にものったわけです。

 

シャディクはグエルに敗れた後、負けることも織り込み済みのように言っていましたが、どう考えても宇宙議会連合側に切られる運命です。

 

 

ガンダムを否定するはずのベネリットグループがガンダムを擁するテロリストと通じていたこと

さらに、学生たちに攻撃を行ったこと。

 

シャディクはノレアのことも利用していたつもりでしたが、どう考えてもこれらの責任を宇宙議会連合が取ってくれるとは思いません。

 

 

彼もまた、大人たちに翻弄された子供の1人だったのです。

 

 

全てにおいてサリウスが言っていたとおり。シャディクの考えは子供の浅はかなものだったということです。

 

 

さて、肝心の宇宙議会連合が今後どう動くかですが、正直ある人物のせいで読めなくなりました。

 

それはもちろんプロスペラ。

 

宇宙議会連合が、サリウスを確保して言質を取り、ベネリットグループより有利になったとしても、彼女がオックスアース社を押さえてしまったせいで迂闊に暴露もできなくなったわけです。

 

プロスペラが地球で暴れている限り、宇宙議会連合も動けなくなりました。

 

まさかここまでの事態になるとは……。



 

一番思っているのはミオリネでしょうね。

 

 

次回の見どころ

 

非常にガンダムガンダムしだした水星の魔女もあと2話!!

 

まじで終わるんでしょうかね!?

 

とにかく、スレッタは今回のエピソードで人の命について知りました。

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

周りの人のことを大切にする。

だから、自分で考え自分で進む。

 

ニュータイプにつながる考え方を得て、彼女は成長しました。

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

プロスペラと対峙して、どのように対話するのか。

それが今作のクライマックスになると思っています!!

 

期待しかない!!

 

次の話の感想はこちら

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

 

 

画像引用元

©機動戦士ガンダム水星の魔女」/バンダイナムコフィルムワークス/サンライズ/MBS