こんにちは。てんすけです。
生まれてからずっとジャンプっ子!
ジャンプ暗黒期もひたすらに読み続けて「るろうに剣心」と共に育ちました!!
今週から新作アニメーション「るろうに剣心」の最新話が放送&配信されました。
この記事では最新話のネタバレ感想を書いていきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
もう一人の主人公
めっちゃ声ぴったり!!
そして、絵のタッチが後期の和月先生っぽさが出てると思いました。
具体的には、「武装錬金」のカズキのような主人公感!!
弥彦は、いわば「るろうに剣心」という物語のもう一人の主人公。
彼の成長譚が、本作の肝とも言えます。
今回の描かれ方は、原作の初期から和月先生自身が願っていた弥彦の物語を大切にしているような感じがしてとても良かったです。
剣心が大人な分、少年である弥彦がジャンプの読者層から共感をうむんですよね。※当時は。
構成の妙
ああ!!こうやってつなげるのね!!
今回のエピソードは原作2話と3話をうまい具合にミックスされていました。
原作の2話で描かれていたのは、剣心が流浪人をする理由。
実在の人物である山縣有朋が出てくることもあって、「るろうに剣心」という作品の方向性を位置づけるエピソードでもありました。
そして、第3話は弥彦登場と、新時代明治に生きる士族のリアルを描くエピソード。
これ、第2話と同じエピソードにすることで、はっきりテーマを描いているように思いました。
新時代になっても武士の誇りを捨てない弥彦。
武士という身分を利用するだけで、誇りを失った宇治木。
ここ、対比になっていたとは、原作100回は読んでるのに気づきませんでしたよ!!
さすが原作者監修のアニメ化。
原作の良さを120%発揮できるように再構成されているというわけですね。
ちなみに旧アニメでは第3話→第2話という順になっていました。弥彦が剣客警官に対して物申すというシーンもあり、こちらの構成もよく練られたものでした。
小ネタ
実写の殺陣だ!!
今回の乱戦の殺陣、まさに実写版を彷彿とするものでした!
実写の殺陣は、「るろうに剣心」らしさを出すために、時代劇の伝統的な殺陣と、香港映画のような飛んだ跳ねたをミックスしているものとなっています。
今回の乱戦は、実写版を見ているかのようなスピード感と手数の多さで大満足でした。
令和っていいな。
原作連載時、旧アニメ放映時に比べて、今回の市井の描写は明らかに違いましたね。
これは、北海道編コミックスでも和月先生自ら言っていたことですが、時代考証が進むことで「るろうに剣心」のもつ歴史マンガという側面が強化されていくんですね。
今回のように、江戸時代から10年前後の人々の様子がリアルに描写されているのは、本作の奥行きを増すという役割をばっちり果たしていましたね。
次回の見どころ
次回は原作第4話と同じタイトル!
弥彦が神谷活心流に入門して、剣の道を志すエピソードとなると思います。
弥彦の今後を知っている身としては、また改めてじっくりと味わいたいエピソードでもありますね。
楽しみ!!!
画像引用元
©「るろうに剣心ー明示剣客浪漫譚ー」/和月伸宏/ライデンフィルム/集英社/フジテレビ
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