こんにちは。てんすけです。
生まれてからずっとジャンプっ子!
ジャンプ暗黒期もひたすらに読み続けて「るろうに剣心」と共に育ちました!!
今週も新作アニメーション「るろうに剣心」の最新話が放送&配信されました。
この記事では最新話のネタバレ感想と史実の解説を書いていきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
ラスボスレベルの剣客
声が合いすぎる!!
黒笠:鵜堂刃衛の声優は、杉田智和さん!!
個人的には、銀さんのイメージが強いですが刃衛の声にピッタリですよ!!
さて、突如現れた強敵、鵜堂刃衛。
彼は新選組元隊士であり、自ら望んで人斬りになった者。
つまり、自ら望んで人斬りになっていない剣心の対となる人物です。
というのも、もともと鵜堂刃衛は、「るろうに剣心」という作品が長期連載にならなかった時のラスボスを務める予定だったキャラクター。
そのため、剣心のもつ流浪人というアイデンティティを揺るがすような信念をもった人物。
今回のエピソードでも描かれた通り、ただの狂人ではなくポリシーをもった人斬りであるといえます。
和月先生がピカレスクロマンを目一杯入れ込んだおかげで、超絶かっこいい悪役なんですね。
鵜堂刃衛の人物像をさらに突き詰めて描かれた「キネマ版」もぜひご覧ください。
こんな最序盤で出てくるようなキャラとは思えない魅力にあふれているんですね。
流浪人とは
薫、かしこい〜〜!
からの!!
河原で待ち伏せしていたのが、仇になった剣心!!
なんと薫を刃衛にさらわれてしまうという事態に!
泳いで追えば良いのでは?
こんな原作での疑問に対して、川が増水しているという説明を補充する親切設計に感心しました。
さて、河原で待ち伏せするといった剣心に対して、薫のこの行動。
ちょっと大げさすぎやしませんでしたか?
薫視点からすると、そうでもないんですよ。
両親を失って、一人道場を切り盛りしてきて薫は多くの裏切りを経験しているからです。
道場を手に入れるために近づいてきた喜兵衛
身につけた剣術を自分のためだけに使った、かつての弟子たち。
だから、ないとはわかっていても剣心に対して不安になったのです。
もちろん恋心もあると思いますがね。
河原ワラワラのシーンなかったのが個人的に残念。
史実解説
斬奸状
今回、刃衛が対象に必ず送りけていたという斬奸状。
これ、何なのかというと、簡単に言うと殺人予告です。
いついつに、あなたのことを斬りに行きます。
罪状は〇〇だよ。
首を洗って待っていてね。
と、こんな内容が書いてあるわけですね。
いやいや!!!
こんなの事前に送られたら逃げるでしょ!!
そうです。その通り。
事前に出したらそりゃ逃げますよ。
そのため、斬奸状の本来の使い方(幕末で主に使われていた方法)は、対象を斬った後に下手人が残していくという方法。
こんな悪いことしたやつを斬ったのは、どこどこ所属のやつなんだぜ!!
というのを、世に知らしめるために使われていたのです。
斬奸状とは、殺害予告ではなく、ヒーローインタビューのようなものだったのです。
ただ、刃衛はあえて事前に出すことで、人斬りを楽しむためのものとして使っていました。
対象が身を守るために、十分な準備をした上でそれらをすべて壊し尽くす。
斬奸状の本来の用途を知っていると、鵜堂刃衛というキャラクターの本当の異常性も浮かび上がってくるという仕掛けが組み込まれていたのでした。
次回の見どころ
剣心が人斬り抜刀斎に立ち戻るのか!?
「るろうに剣心」という物語のテーマに迫るエピソードになりそうです!
期待してます!!
画像引用元
©「るろうに剣心ー明示剣客浪漫譚ー」/和月伸宏/ライデンフィルム/集英社/フジテレビ
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