こんにちは。てんすけです。
るろうに剣心 最終章 The Bigining 見てきました。
もう最高でしたよ
この作品を生み出してくれてありがとうしかない。
と、まとめてもいいのですが、細かい所で語りたいことがあったのでこちらの記事に書いていきます。
原作のある実写なので、一応私の背景も書いておきます。
るろうに剣心ジャンプ連載当時の読者
コミックス全巻読破+北海道編も購読中
もちろんアニメもリアルタイム視聴&OVAも視聴済み
幕末オタク
るろうに剣心を愛してやまない私が感想を熱く語っていきます。
当然ですが、実写版、原作ともにネタバレしまくりです!!
あれは有村架純さんではない。雪代巴だ。
ここまでハマるとは……。
身体も絞って挑んだって言ってたけど、どんなもんかと思ったらまさかのまんま。
そもそも雪代巴自体が綾波レイオマージュのキャラ。これの実写化はそのまま綾波レイになるということ。相当なプレッシャーだっただろうな。
でも、私がスクリーンで見たのは完全なる雪代巴だった。
有村架純さんの魅力である愛嬌をあそこまで封じ込めてクールビューティー演じるなんて。
髙橋一生、あなたもう!!もう!!
高橋一生の使い方うますぎやろ。
彼の一本通った筋をもっていながらもどこか影のある雰囲気。
そうか。これが桂小五郎なんだ。いろんな方が桂小五郎を演じられたけど、ここまでハマる方がいるとは思わなかったよ。笑顔がもう桂小五郎なんだもん。
いや、見たことないけどさ。
高杉に覚悟を決めるよう言われた時の、あの決意と罪悪感が入り混じった表情は髙橋一生さんしかできませんよ。
あと、みなさん冷静に思い返してください。
桂小五郎って原作だとほんと数コマしか出ないからな!
キャスト豪華すぎ。本気すぎ。
沖田vs抜刀斎 in 池田屋って……無茶しやがって!!
これに関しては、脚本会議でこういうやり取りがあったんだと思います。
時代考証担当「今回は近年の時代考証と、20年前の考証といい感じに混ぜながら作りたい。」
監督「いいですね!池田屋の作りとか、証拠の書状とかちゃんと描きましょう。」
時代考証担当「史実には忠実に。それがいい映画です。」
監督(幕末好き)「でも、沖田総司VS剣心ってみんな見たいと思いません?」
時代考証担当「え?沖田は池田屋入った瞬間離脱してるから、さすがにそれは無理じゃ……」
監督(狂人)「え!?沖田の三段突きに飛天御剣流でどう対抗するか見てみたくないんですか?」
時代考証担当「いや〜それは見たい。しかし、池田屋でなくても……」
監督(最高)「池田屋だからこそいいんですよ!新選組の見せ場+夢の対決!幻のOPでもあった神社での戦い!これも描く!そして最後には斎藤一乱入。みんなが見たい画ですよ。」
時代考証担当
これ以外の部分の時代考証完璧なのに、なんでここだけロマン仕様にしたんだよ。
最高だよ!あんたら!!!
誰もが夢見た二次創作の場面だよ!!
大好き。
牙突www
原作では、圧倒的な突進力と破壊力の描写が多々出てきます。
それでは、今回はどうだったでしょうか!!
池田屋の壁を盛大に吹っ飛んで壊す志士たち
突いている方のスピード感を増すのではなく、吹っ飛び方を大げさにするという方向での味付け
嫌いじゃないよ
あと細かいところ(一言)
・近藤局長……?ふじもっさん!ふじもっさんじゃないか!!
・辰巳かっこいいよ!かっこいいよ!!
・誰か八ツ目無名異に気づいてあげて
・飯塚と片貝、あれだけの描写で重要人物に魅せるのさすが
真面目なストーリー感想
さて、ここまで褒めちぎりましたが、一応率直な感想としましては……
「るろうに剣心 追憶編」の実写としては100点
「るろうに剣心」最終二部作としては0点
前者の理由のみ述べます。
後者の理由は、るろうに剣心原作の文化史的な位置づけも語る必要が出てくるので今回は割愛します。後日書きます
そもそもなんですが、るろうに剣心追憶編と呼ばれるエピソードは原作が良かったわけではないんです。
OVAとして映像化された際に、今までのアニメとは一線を画す出来であったからファンから称賛されていたんですね。
また、実はTVアニメ版でも追憶編の構想はありました。その証拠がこちら。
こちらは、2003年ごろから有志によって絵コンテから復刻された幻のOPです。
今回の実写版で称賛したいのは、OVA追憶編の良さと本来TVアニメ版でやる予定だった話をすべて描いたことなんです。
OVA追憶編からの描写
・巴と剣心の出会い
・巴と剣心のデート
・池田屋までの時代背景の描写
・禁門の変
・十字傷
TVアニメ版でやる予定だった描写
・沖田VS剣心
・斎藤VS剣心 in幕末
・新井赤空の刀への思い
・闇ノ武との雪山での決闘
これらをちょうどいい塩梅でミックスしたのが今回の実写版。
すなわち、今回のThe BiginingはOVA版追憶編をパーフェクトな形で世に出すことに全力投球した作品なんだなと私は感じました。
じゃなきゃ、ここまで原作ファンが見たいと思う描写入れないでしょ!
確実に実写版スタッフは、あの当時のジャンプ読者で、アニメも全て見て、コミックスも擦り切れるほど見ている人たちなんだと思います。
本当に本当にありがとうございました!
私はこの実写版が見れて幸せものです。
あ、最後に一言。
志々雄真実=藤原竜也さん(素顔ver)のサプライズ出演、見たかった!!!!
(やる気だったけどできなかったに一票)