こんにちは。てんすけです。
みなさんは、インターネット老人会というものを知っていますか?
インターネット老人会は、ダイヤルアップ接続時代のインターネットを懐かしむ人たちである。 「老人会」といっても年齢的には老人(65歳以上)ではなく、ネット黎明期〜普及期の1990年代後半~2000年代初頭にネットを楽しんでいた中年層(2010年代末における30代〜40代)が中心的な年代。
私ももれなくこちらの会員です。2000年代前半にインターネットを初めて、チャットやネトゲを経験し、個人ホームページをもって日夜荒らしとレスバを繰り広げていました。
そんな老害による老害のための老害のインターネットあるあるを共有したいなと思い、今回の記事を書きました。
順番にあるある言っていきます。
①キリ番ゲット
2000年代のインターネット、それは個人ホームページ全盛期。
そんな個人ホームページに絶対あったものが、キリ番カウンターです。
これ、まじでなんの意味も無いんですけど、踏むのに憧れたんですよね。
今や信じられないかもしれませんが、企業がやっている公式ホームページにもばっちりあったんですよ。
私は、仮面ライダー龍騎の公式ホームページのキリ番をゲットするのに必死でした。
あと、今考えたらおかしいなと思う文化として、「踏み逃げ禁止」とかもありましたね。
mixiの足あととかかわいいレベルの縛りプレイですね。
②ネチケットは知ってて当たり前
当時のインターネットは今よりもずっとアングラでした。
何も知らないでホームページの掲示板に書き込もうなら、3000万くらいお金を請求されるレベルの危険さです。
暗黙のルールなどもたくさんあり、初心者にはまずおすすめできない世界でした。
だからこそ、みんなまずはネチケットを学ぶ必要があったのです。
ネチケットとは、「ネットワーク」(network)と「エチケット」(etiquette)を組み合わせた造語で、インターネットを利用する際に心がけるべきマナーや規範のこと。公的な、あるいは何らかの明確に定義された規約があるわけではなく、社会で多くの人に共有されている(望ましいと考えられている)行動指針の総体である。
インターネットをやる前にまずネチケットを学ぶのは、プールに入る前にシャワーを浴びて消毒槽に入るくらい当たり前の認識でした。
たまに学んでこない人に対してはみんな口をそろえて
「半年ROMってろ」
という温かい言葉をかけていました。
③みんなチャット育ち
掲示板文化が進化したのがSNSと言われていますが、当時最も全盛を極めていたのはチャット。
みんな入り乱れて一つの場所で話す。
これが、チャットの醍醐味でした。21:00〜24:00あたりにはこの画面に10人近くの人が言葉を発して会話を楽しんでいました。
ただし、ここに表示できるのはせいぜい30行程度。30発言したらログが流れていきます。
つまり、それなりのタイピング能力が必要。さらに特殊な略語でやり取りを駆使する必要がありました。
例をあげると……
・返信は >相手の名前 例:今日は牛丼安いみたいだよ>たまちゃん
・引用は <話題 例:どゆこと?<駅前で全裸の人がいた
・あいさつは「おは〜」「こん〜」
・チャットから一時離席は「ROMる」
・チャットから退室するときは「おちる」
全部使ってた人は多分どこかのチャットで会ってる人です。連絡ください。
④シモネタはOK ジモネタはNG
当時のインターネットはアングラ。ただし、その中で繋がりを求める人も多くいました。
ネット上でのコミュニケーションは、知ったほうがいいことと知らなくてもいいことがあります。というか個人情報はさらされるものという認識
だからこそ、内輪でのトークというものはチャットや掲示板ではご法度が当たり前でした。下のような話題は私のいたチャットでは嫌われました。
・地元での出来事
・地元の人しかわからない店、イベント
・○○と■■が付き合った
・友達と〜〜へ行った
要するに、リアルが充実している学生の話題すべてですね。
学校の人限定でフォローするとかもうおじさんわからないよ……。
あ、ただし、シモネタは現代に比べたらだいぶ寛容だった気はします。理由は次の項目。
⑤大体ネカマ
これが言いたかった。
当時のインターネットはアングラ。すなわち、人を騙す人も多かったんです。
私は絶対にネカマを許しません。
なぜ、人を騙すんですか?
人の気持ちを弄んで楽しいですか?
かつてネカマに騙された体験談はこちらから
いかがでしたか?
「わかる〜!」
と言ってくれた方は多分どこかで会った人なので、あの頃の思い出は胸にしまったままうっかり飲み会で武勇伝みたいに語らないようにしましょうね。
インターネット生まれチャット掲示板育ち万歳。