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ネタバレ感想&考察「機動戦士ガンダム水星の魔女」第1話

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こんにちは。てんすけです。

 

TVシリーズ最新作「機動戦士ガンダム水星の魔女

今週も放送&配信されました!



この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。

 

機動戦士ガンダム水星の魔女」見るならABEMAがおすすめ。

abema.tv

 

注意

ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります

 

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

新時代のガンダム幕開け

 

こんな話だと思うわけねえだろうが!!!

 

びっくりですよ!!

 

 

 

これがこんな形で回収されるんかい!!!と。

 

ただ、ここまで型破りなことをされると……

 

ファーストガンダムを倒す存在。

これまでのガンダム観を破壊する存在。

 

 

そう期待をせざるを得ない第1話でした。

 

大真面目にですよ。

 

 

 

 

完璧な1話

 

これ、声を大にして言いたいんですが、完璧な1話でした。

 

世界観の説明

 

主人公とメインキャラの出会い



ライバル(?)との出会い



そして

ガンダム、大地に立つ!



 

次回への引き!!!

 

この内容を1話で過不足無くやるって、とんでもないことだと思います。

 

しかも、第1話だからかアスティカシア高等専門学園状況説明ビジュアルでばっちりわかるようになってるんですよね。

 

ここはPVでもすごいと思っていました!

 

 

そしてそして、何より決闘システム!!

 

まさか学園ものMS戦闘を入れるという仕組みをこのようにするとは。

 

ビームやサーベルがすべて緑なのは、コロニーに影響が無い仕様ということなのでしょうか?



プラモデルだとエアリアルのビームはすべて青で成形されています。


www.youtube.com

学園の中で行われる決闘が、企業間闘争にどのように影響されるのか、ここが今後の見どころになりそうです。

 

 

 

ストーリー考察

 

スレッタとミオリネ

 

魔女花嫁

 

出会ってしまった2人です。

 

プロローグで描かれたベネリットグループによるヴァナディース機関の虐殺

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

この生き残りスレッタ

 

そして、虐殺を先導したのがミオリネの父であるデリング・レンブラン

 

まさか2人が花婿花嫁の関係になるとは思いもしないでしょう。

 

スレッタとミオリネ。

2人の運命は悲劇的にも全くの逆に向かっています。

 

スレッタはベネリットグループへの復讐のために送り込まれた存在。

 

ミオリネベネリットグループの跡取りとなる存在。

 

花婿と花嫁の関係になったとは言え、彼女たちは本質的にはイデオロギーの支配から逃れられたわけではないのです。

 

 

この2人がともに運命に立ち向かうのか。

 

もしくは途中で違えるのか。

 

今後、期待して見ていきたいと思っています。

 

ダブルヒーロー制として見ていっていいのかな?

 

 

今作が紛れもなくガンダムである理由

 

私の第1話の率直な感想。

それは、「ここまでやるか!ガンダム」です。

 

なぜこのような感想か。冒頭でネタにした部分への驚きもあります。

しかし、1番は数多くの現代を舞台にした映画やドラマで描いてきた人類普遍の問題をついにガンダムで描こうとしていることがわかったからです。

 

解説します。

 

第一話を見た後、YOASOBI「祝福」原案となった小説「ゆりかごの星」を読みました。

g-witch.net

 

これ、とんでもない内容ですね……。

 

ただ、この小説、「祝福」、プロローグ、そして第一話。

すべてがつながり、この作品が一体何をテーマに描こうとしているのかなんとなく予想することができました。

 

さらに、

女性主人公である理由

学園が舞台である理由

水星の魔女というタイトルの理由

ミオリネの存在の理由

 

そしてガンダムでしかこのテーマは描けない理由

 

これらも同時に理解することができました。

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女」で描こうとしているテーマ。

それは、「家族の支配からの脱却

もう少し砕けた言い方で言うと、「毒親問題」です。

ja.wikipedia.org

 

水星へと追いやられたスレッタ=エリーたち。

 

本人の意思とは裏腹に、スレッタは復讐の道具として利用されることとなります。

 

彼女はこの運命から脱却することができるか、そしてそれを次世代へ受け継がないことができるか。

 

これを達成するためには、家族以外の強固な繋がりをもつことが必要。

それがミオリネ



彼女もまた家族に縛られた存在

2人が出会い繋がることこそが、本作で描こうとしているテーマの帰結点であると考えられます。

 

また、家族に縛られた物語を描くには、宇宙世紀作品のような戦争の真っ只中よりは、冷戦状態学園の方が舞台として適しています。

 

 

このテーマって実は「機動戦士ガンダム」およびその後のシリーズでもちゃんと描かれてはいたんですよ。

 

わかりやすいのは、ファーストガンダムの13話「再会、母よ」です。

p-tenchan321.hatenablog.com

 

ただし、この問題をメインに据えるのはもちろん今作が初!!

そしてそして、もしこの問題を完璧に描き切り、家族以上の強い繋がりを表現したら……

 

それは富野由悠季監督が願ったニュータイプ論の完全否定になるのです!!

 

 

もう「機動戦士ガンダム 水星の魔女」には期待する要素しかありませんね!!

 

 

 

次回の見どころ

 



タイトル不穏!!

 

プロローグで語られたGUND-ARMと呪いの話。

 

ここが学園でも掘り下げられそうです。

 

そして、今回はOPがカットされていましたが、次回からはOPアニメーションが公開!!

YOASOBIのMVも良かったですが、おなじみになるOPが楽しみです!!

 

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

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