こんにちは。てんすけです。
ガンダムシリーズの大大大ファンです!!
今週も放送&配信されました!
この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。
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ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります
ネタバレ感想
ミオリネの戦い
がんばれ!ミオリネ!!
ミオリネの父への反抗。
これが物語を進めていく当面のエンジンとなりそうですね。
前回の記事でも書いたように、「水星の魔女」のテーマは「家族の支配からの脱却」だと思われます。
今回のダブスタクソ親父は、わかりやすく家父長制や父性による支配への反抗心が現れたセリフとしてとても好きです。
それにしても、ミオリネの境遇はまさに「起動戦士ガンダム」が放送された時くらいのアナクロニズムに満ちていて興味深いです。
〘名〙 (anachronism) 時代の新旧をとりちがえること。特に、その時代の傾向と大きく食い違ったり、逆行したりしていること。時代錯誤。アナクロ。
コトバンクより
父という家族の中の絶対権力者が将来を決める。
友人関係、結婚、将来のキャリア、すべてが決まったレールの上。
「水星の魔女」がメインターゲットとしている10代の視聴者からしたら、昔々の話に思うような設定ではないでしょうか。
こんなことがまかり通っていた時代があった。それを真正面から打ち破ろうとするミオリネが10代の視聴者にどのように映っているのか気になります。
学園の人間模様
お前……。フラグか?
ガンダムに最も反応を示していた人物、エラン・ケレス。
スレッタと急接近しました。
彼は、公式ホームページによるとガンダムタイプのモビルスーツに搭乗する模様。
おそらくGUNDフォーマットや、ヴァナディースに関しても何らかの知識を持っているのではないでしょうか?
今後の動向に期待です。
近いって!!!
そして、決闘後のグエル。
やはり、父の力で決闘をなかったことにされようとしていました。
これはプライド傷つきます。
グエル自身、スレッタとの決闘の結果は納得いくものだったはず。
彼は決闘システムによって学園のトップに成り上がった者です。その結果に関して疑いを挟むことはないでしょう。
それなのに、大人たちの政治事情によって決闘を踏みにじられたのです。
彼もまた物語のテーマである「家族からの脱却」を背負った人物なのでしょう。
また、プロローグ以来初めて出てきたアーシアンとスペーシアンの確執も今回描かれました。
学生生活での階級差別。
これは「ガンダムSEED」などで描かれた人種差別より、我々の身近な問題として実感できる描かれ方だなと思いました。
なぜ、宇宙出身者=スペーシアンが地球出身者=アーシアンを差別するようになったのか。
これはパーメットの人体拡張技術=GUNDフォーマットの謎と合わせて描かれるようになると予想しています。
個人的にはGUNDフォーマットはアーシアンの技術で地球至上主義を起こさないために、スペーシアンが意図的に被差別階級に追いやっていると予想。
さて、このようにアスティカシア高等専門学園は社会の縮図といった様相を示しています。
あえて国家間の戦争を描かなくても、しっかりガンダムたらしめる舞台設定は整っているということです。
この学園で学生たちがどのように大人たちの支配から抜け出すのか。
今後が楽しみです!
ストーリー考察
仮面の人とその目的
お約束の仮面の人登場!
CVが能登さんで、手が義手。
誰だ?この人物の正体は一体誰なんだ!!!(棒)
さて、真面目に彼女について考察していきます。
まず名前である「プロスペラ」
これは多くの人が言及されていましたが、恐らくシェイクスピアの最後の戯曲である「テンペスト」の主人公「プロスペロー」から取ったものだと思われます。
あらすじ
ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントーニオらを乗せた船が大嵐に遭い難破、一行は絶海の孤島に漂着する。その島には12年前にアントーニオによって大公の地位を追われ追放された兄プロスペローとその娘ミランダが魔法と学問を研究して[8]暮らしていた。船を襲った嵐はプロスペローが復讐のため手下の妖精エアリエルに命じて用いた魔法(歌[9])の力によるものだった。
wikipediaより引用
プロスペローはエアリアルを使役して、アントーニオへの復讐を図る。
その復讐の方法は娘ミランダをナポリ王子ファーディナンドと結婚させ、王国を転覆させるというもの。
まさに「水星の魔女」のストーリー。
恐らくこの戯曲が原案であることは間違いないでしょう。
さて、それを踏まえてプロスペラは今後どのようにベネリットグループと戦っていくのか。
彼女自身が言及していた通り、エアリアルのビットシステムがまずひとつの武器でしょう。
エアリアルでグループを襲うとかそういう話ではなく、技術提供をすることで各企業の開発闘争をコントロールすることが狙いだと思われます。
エアリアルの技術は各企業も自社のMSに生かしたいと思うもの。
今後は各企業が水面下でガンダムタイプのMSを開発し、ベネリットグループの舵取りを決めるための冷戦状態になるのではないでしょうか。
プロスペラはそれを待ち、漁夫の利を得る。
これが彼女の計画であると予想します。
そう考えると、今回の決闘でエアリアルの性能を白日の下に晒したのも魔女裁判が起こったことも彼女にとってはめちゃくちゃ好都合だったのではないでしょうか。
ただし
1点気になるのが、デリングはプロスペラの正体も知っていて、あえて泳がせている可能性もあります。
なぜならプロローグでのヴァナディース機関虐殺の先導者はデリング。
ガンダムルブリスが水星へと逃れたのはもちろん知っています。
プロスペラのシン・セ―開発公社も末席とは言え、グループの一角。
これで彼女の動向について注目していないことのほうが、逆に不自然です。
恐らくプロスペラが技術提供によってグループの撹乱を狙っていることも、デリングは読んでいて今回のような魔女裁判を進めたのではないでしょうか。
小ネタ
言った!!!言いやがった!!
今までのガンダムでみんなスルーしてたことを!!
次回の見どころ
良いタイトルだ!!
グエルは今回の記事でも述べたように、今後もキーパーソンとなるでしょう。
このプライドが何に対するものなのか。楽しみです。
令和のコーラサワーとか言ってごめんね。