こんにちは。てんすけです。
生まれてからずっとジャンプっ子!
ジャンプ暗黒期もひたすらに読み続けて「るろうに剣心」と共に育ちました!!
今週も新作アニメーション「るろうに剣心」の最新話が放送&配信されました。
この記事では最新話のネタバレ感想と史実の解説を書いていきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
衝撃の新展開
逃走の麗女!!
悪漢に追われた麗女を助けて、悪党をとっちめる!!
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とはいかないのが「るろうに剣心」という物語。
逃亡者、高荷恵は一癖も二癖もありそうな人物でした。
なんと、左之助の友人が命を落とした原因であるアヘンについてなにか関わっているよう。
そして、それが理由で悪徳実業家、武田観柳に追われているとのこと。
実写版の影響か、武田観柳もかなり魅力的に描かれそうな予感!!
そして、その傍らにいたのが……
隠密御庭番衆
幕末において、幕府側きっての戦力だった彼らがなぜ雇われ傭兵のようなことをしているのか……。
謎だらけの新展開!!
高荷恵の過去
この追加シーンよかった!!
剣心組って名称めっちゃいいですね。当時はなんでダサいと思ったんだろ。
お互いがお互いを思い合う神谷道場の面々。
一緒に暮らした時間は短いですが、もう家族のような絆ができているんですね。
それを見た高荷恵が思い浮かべたのは、自身の幼少期。
彼女は家族を失ったのでしょうか?
高荷恵という人物像を掘り下げるためのナイスシーンでした。
史実解説
アヘンと日本
現代にも残る麻薬アヘン
みなさん、御存知の通り、ごりごりの違法薬物です。
アヘンはいわゆるダウナー系の薬物で、摂取することにより、陶酔感とともに虚脱感をもたらすと言われています。
絶対に所持してはいけません。
さて、そんなアヘンですが、日本には江戸時代以前から渡ってきていたと言われています。
ただし、江戸時代まではあくまで一部の学者の研究材料であっただけで、嗜好品として広がることはありませんでした。
しかし、風色が変わったのは外国との貿易を開始した幕末以後。
「るろうに剣心」の舞台となる時代ですね。
みなさん、ご存知、イギリスと清(中国)との間に起こったアヘン戦争の影響が日本にもありました。
このアヘン戦争と同時期、日本は黒船来航により強制的に開国させられた状態。
欧米列強は、日本をなんとかして手に入れたいと乗り出すわけです。
その中で、イギリスは清に対して行ったようにアヘンを輸出することで、日本もアヘンづけにして手に入れやすくしようと企んだのです。
ただ、その作戦は幕府が異国船打払令を出したことで、失敗に終わりました。
一方でこの異国船打払令という、外国への対抗を行ったことが明治維新を早めたと言われているのは皮肉なことのように思います。
さて、今回の話と同じ時期。明治期のアヘンについて。
幕末において、日本全土へのまん延は防ぐことはできたものの、貿易港となっている町周辺にはびっくりするぐらいアヘンは広まっていました。
剣心らが住む東京の近くでは、横浜がめちゃくちゃ有名ですね。
そういった港町には阿片窟と呼ばれる、アヘン中毒者が集う場所が不法に作られ、まん延が広がっていたと言われています。
今ではアートの街となり、おしゃれなカフェやバーが集う横浜の黄金町は平成初期まで阿片窟が存在していたと言われています。(地元の方の話)
つまり、左之助の友人がそうだったように、明治の東京に生きる人々にとってアヘンとは身近に存在するものだったといえます。
いつの時代も、気をつけていないと日常を壊すものは近くにあるということですね。
次回の見どころ
御庭番衆との全面対決!!
めっちゃくちゃ隠密っぽくないやつ出てきたけど大丈夫!?
置鮎龍太郎さんの登場が楽しみすぎます!!
画像引用元
©「るろうに剣心ー明示剣客浪漫譚ー」/和月伸宏/ライデンフィルム/集英社/フジテレビ
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