こんにちは。てんすけです。
生まれてからずっとジャンプっ子!
ジャンプ暗黒期もひたすらに読み続けて「るろうに剣心」と共に育ちました!!
今週も新作アニメーション「るろうに剣心」の最新話が放送&配信されました。
この記事では最新話のネタバレ感想と史実の解説を書いていきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
般若、壮烈な正体
圧倒の拳打!!
剣心が一目で只者ではないと判断した男、般若。
まさに全身殺戮マシーンとも呼べる相手でした。
両腕に施された横縞の刺青は、拳打の目測を狂わせる仕掛けだったのです。
さらに、般若面の下の素顔。
変装を自在にするために、消された顔のパーツ。
般若、彼は御庭番衆にすべてを捧げた男だったのです。
顔も身体も文字通り、任務遂行に適した形へと変える。
それは御頭四乃森蒼紫に心酔するが故。
激しい激突の末、剣心は般若に勝利します。
武田観柳の卑劣な行いを知っているからこそ、般若ほど尊敬すべき相手を倒さねばならなかったという虚しさが残る勝利でした。
慕う人たち
また隠密っぽくないやつ出てきた!
本丸警護形の式尉。
彼は鍛え抜かれた肉体を武器としていました。
対するは……
この2人は戦闘方法も同じですが、何のために戦っているかも同じなのです。
式尉は蒼紫のため。
左之助は剣心のため。
ただし、なぜそこまで慕うのかは明確に違います。
般若も式尉もそれぞれ確固たる信念をもって御頭四乃森蒼紫に仕えることを選んだ人物。
般若は、孤独だった自分を拾い隠密という生きがいを与えてもらったため。
式尉もまた、自身の武器を買い、生かす道を与えてもらったため。
2人共、詳細は違えど四乃森蒼紫に戦いの中での必要性を請われて、今の場所に生きています。
恐らく先の2人もそうでしょう。
剣心の周りにいる人たちはどうでしょうか?
誰1人として、剣心は戦いのために仲間を求めません。
共に討ち入っている左之助でさえも、戦いのための仲間ではないのです。
この辺、OPのアニメーションで強調されていますよね。
戦いのために集まった絆の集団と、平穏のために集まった絆の集団。
どちらが上や強いかではありません。
立場が違うために、剣心たちと御庭番衆は戦うことになったという事実があるだけ。
この2人の戦いは高荷恵を巡る戦いの、因果を表したものだったのです。
10話が剣心と蒼紫の対比なら、11話は慕う者たちの対比だったわけですね。
ちなみに式尉のモデルはなんと左之助!!(コミックス4巻参照)つまり、この戦いは立場の違う左之助同士が戦う構図となっているのです。
史実解説
隠密と御庭番衆
今回の剣心たちの敵、御庭番衆の解説です。
正式な役職名は、御庭番と呼ばれていました。
仕事としては、本丸の中に存在する中庭を警護することが主な任務。
上ではツッコんでましたが、式尉の役割が本来の御庭番の姿なんですね。
ただ、本丸の警護以外にも密命をもっていたというのも判明しています。
それが、作中でも語られている隠密の役割。
般若のやっていたような任務ですね。
しかし、行っていたのは敵陣に潜り込んで情報を流すといった諜報活動ではありませんでした。
前述したように、御庭番は本丸に詰めていたことからも、どちらかというと身内の不祥事を暴くような諜報活動が主だったようです。
つまり、現代で言うところの監査官のような役割。
なぜ、このような役割だったかというと、成立した時代が太平の世だったことが原因です。
諜報が力を発揮するのは、なんといっても戦時中。
徳川幕府が力をもっていた江戸時代においては、諜報はそこまで重視されていたわけではなかったのです。
なお、幕末の世に御庭番が活躍したかどうかは、明らかとはなっていません。
活躍してたら逆に記録には残らないんでしょうね。
次回の見どころ
ついに激突!!
剣心VS蒼紫
御庭番衆御頭の実力はいかに!!
そして12話で1クール終了!!テーマソングも変わるそうなので楽しみです。
画像引用元
©「るろうに剣心ー明示剣客浪漫譚ー」/和月伸宏/ライデンフィルム/集英社/フジテレビ
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