こんにちは。てんすけです。
ついに全話配信されましたドラマ「ONE PIECE」
みなさん、ご覧になりましたか?
まだ見ていないという方はぜひぜひすぐ見てください!!
絶対後悔しませんよ!!
さて、今回の記事では、Netflixドラマ「ONE PIECE」についてネタバレ感想を前・後編の2部構成で書いていきます。
前編では、原作ファンから見たイマイチだったところを書いたので、後編では、最高すぎてテンション爆上がりしたところをまとめています。
前編はこちら
ネタバレ
初めての人でも楽しめるストーリー
ダブルヒーロー制
まずこれすごい!!
原作はもちろん主人公ルフィの視点で物語が進みますが、それではドラマ化にあたって必ず問題が生まれます。
それは尺!!
ルフィの視点だけだと、ONE PIECEという物語を説明するには不十分。さらに、今回のシーズン1は原作100話までのストーリー。
どこを端折るかは、ONE PIECEオタクのスタッフたちは苦労したでしょう。
そこでコビーですよ!
コビーをもう一人の主人公として動かすことで、海軍から見た海賊の様子、市井の人々の様子を描ける。
コビーは原作でも海軍側の主人公となっている人物なので、適役中の適役です。
おまけに吹き替えの土井美加さんは、超ベテラン!!
この構成にできたのは、海外ドラマにも、ONE PIECEにも超超超精通したスタッフ陣がいたからでしょう!!
◯人目を主軸としたストーリー
みなさんも、「◯人目」のサブタイトル見えましたよね!!
これも、全8話という尺の長さで、ONE PIECEの何を描くかを制作側が悩みに悩んで絞った結果だと思っています。
すみません。「◯人目」のサブタイトルの法則についてはここでは解説しないので、ググってください。
第1話で登場するゾロとナミ。
2人ははじめはルフィのことを仲間だと言いません。
ゾロに関しては、シェルズタウンでのモーガンとの一戦の後、『強い仲間が欲しい』というルフィの願いを受け入れて「1人目」の仲間となります。
しかし、これをドラマの尺でやると、ちょっと不自然に見えます。
ならば、どうするか!!
ミホーク戦後に、ルフィが『強い仲間が欲しい』と吐露する。
それに応えたのがゾロ!!
ここで「1人目」ですよ!!
この構成は見事としか言いようがありませんでした。
また、ナミに関してもアーロン戦後にルフィが『グランドラインを目指すための航海士が欲しい』と伝える。
ナミは原作と同じタイミングで「2人目」ですが、よりルフィが彼女を仲間として欲していることがわかる演出でした。
サンジについては原作通り。ウソップの「3人目と7人目」も見たいですわ〜!
ONE PIECEファンがニヤッとするシーン
バギーの人物像強化
伝説を生きる男
千両道化のバギー
今や四皇にまで上り詰めた彼ですが、ドラマでもそうだったように、初めてルフィがぶつかった海賊らしい海賊です。
クロもクリークも海賊失格の男。てか、カイドウやビッグマムとぶつかるまで海賊として敵対したのはバギーが唯一の存在ですね。
グランドラインを目指し、お宝を探し求めるというルフィと同じ目的をもった敵役。
原作でも魅力的すぎるバギーを実写では、四皇になった彼を知っているファンに向けてさらに掘り下げて描いてくれました。
麦わら帽子を見ての彼のセリフ。
「やつは俺を裏切った!(ルフィに向かって)同じことされたのか?あいつに裏切られた?」
これ!!
第1082話「取りに行こうぜ!!」を読んだ人なら、叫びたくなるほどの名台詞ではなかったですか?
バギーはシャンクスにロジャーの意思を継ぎ、海賊王になってほしかった。
しかし、シャンクスは自らその意思を放棄。
コミックス化されていないシーンのため、画像は引用しません。ジャンプ+にて定期購読をお申し込みください。
だから、バギーはシャンクスに恨みをもつようになったのです。
原作のこの時点では、バギーの回想シーンが挟まってシャンクスのせいで誤って悪魔の実を食べてしまったのが恨みの理由だと思われていました。
しかし、バギーとシャンクスの因縁はそんな単純なものではなかったことが今では判明しています。
それを踏まえてのこのセリフ!!
すごすぎますよ!!
魚人の描き方
はっちゃんカットは悲しかったですが、アーロンはめちゃくちゃ良かったです!!
原作でも非道で苛烈な種族差別主義者としてしか、この時点でのアーロンは描かれてはいませんでした。
アーロンのバックボーンがわかるのは、コミックス62巻から描かれる魚人島編です。
このエピソードで、アーロンを含めたココヤシ村を襲った一味の面々=魚人 は被差別階級だったことが明かされます。
ドラマではこのあたりを視聴者に想像の余地を残す形で描写していました。
バラティエの受付として出てきたアンコウの魚人。
彼は厨房には入れさせてもらえない下働きをさせられているのではないか?と視聴者に想像させる魚人の描写。
そして、その魚人を含めた人間たちの視線について激高するアーロン。
アーロン自身、ただの差別主義者ではないような想像をさせるとても印象的な描写ばかりでした。
ジンベエについて、怒りをあらわにするシーンは原作ファンへのサービスですかね?
細かいネタ
バロックワークス
ああー!!完全に忘れてた!!
そうですよね。ちらっと言ってましたね。
ゾロは昔、バロックワークスの勧誘を受けたと!!
シーズン2は確実にアラバスタ編だと思っているので、早くバロックワークスの中心メンバーを実写で見たいです。
麦わらの一味の衣装
みなさん、いくつ気づきました???
ルフィたちが、毎回衣装チェンジするのが今回のドラマ!
その衣装が原作に出てきたものばかりで、見ていて楽しかったです。
特に好きなのは、シロップ村でカヤの屋敷に入り着替えた姿。
なるほど!!!コミックス6巻の表紙ね!!
たしかに正装です!!
おわりに
もう一度、本作を一言で表すと……
最高のドラマ化!!
ここまで原作の世界観を再現するとは!!
これまで私は第1話からONE PIECEをずっと楽しんできました。
その過程で、「ドラマ化するなら……」という妄想をしたことは何度もありました。
でも、やっぱり無理!!
となるんです。
その無理が現実になった!!
空島編でのベラミーたちと同じに知らず知らずのうちに、私はなってしまっていたのです。
あの時のルフィたちのように、夢を諦めず全力でONE PIECEをドラマにしてくれたネットフリックスの制作陣こそ、麦わらの一味そのものなんだと私は思っています。
ありがとうございます。
シーズン2早く見たい!!
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