こんにちは。てんすけです。
生まれてからずっとジャンプっ子!
ジャンプ暗黒期もひたすらに読み続けて「るろうに剣心」と共に育ちました!!
今週も新作アニメーション「るろうに剣心」の最新話が放送&配信されました。
この記事では最新話のネタバレ感想と史実の解説を書いていきます。
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ここから先はネタバレあります
ネタバレ感想
左之助と剣心の動く理由
対比が際立つ回です!!
今回って「るろうに剣心」という物語のテーマを端的に描いた回だと感じました。
恵を助けるか否か。
おそらく、少年の心をもった大人な視聴者の気持ちを代弁しているのは左之助でしょう。
友達を殺された原因をつくった人を助ける……。
人間そんな簡単に切り替えることなど無理でしょう。
少なくとも私は家族や友人が殺されたら手を貸すことなどしません。絶対に。
そんな左之助の気持ちを深掘りするために、アヘンで死んだ友人の人物像を描写するアニメオリジナルすごく良かったです。
そんな左之助=我々に対して、剣心は言います。
この目に映る人を助ける。
これが剣心の生き方なのです。
正直、綺麗事です。
ただ、この生き方は相当な覚悟がないとできません。
上述したように、あなたは自分の家族や友人が殺されたとしても、それに関わった人の助けを求める声に耳を貸せますか?
深い恨みを抱えていたとしても、相手に復讐せずにいられますか?
そういった感情を押し殺さねばできない生き方を流浪人の剣心は選んでいるのです。
これこそ「るろうに剣心」という物語のもつ深いテーマだと私は感じます。
正直、心が汚れすぎた私は観柳の金が絡まないなら動かないという理由もバッチリわかってしまいましたが。
剣心と蒼紫の怒る理由
恵のことで怒る剣心
御庭番集のことで怒る蒼紫
どちらも人の心を軽視されたからこその怒り。
この2人は本質的には同じということを表しています。
剣心と蒼紫が対立するのは、何をより大事だと感じているかの違い。
正義と悪の対立ではありません。
これも「るろうに剣心」全体に関わるテーマ。
何が正義か何が悪かは、誰も決めることなどできない。
そして、この後に登場するキャラが正義で自分を縛った者というのが面白いところ。
小ネタ
最高!!
この乱戦描写ちゃんとやってくれて嬉しかったです!!
大好き!!
ただ、やっぱりこのシーンは実写が最高でしたね。
佐藤健さんが漫画の剣心にしか見えない、実写るろ剣も超絶おすすめです。
史実解説
明治期の行商
今回は明治期に存在していた行商人の存在が語られました。
左之助の友人の飴売り
般若の貸本屋
こっちは変装でしたが。
ここでは、貸本屋について解説したいと思います。
貸本屋とは日本の教育を語る上でなくてはならない画期的な事業です!!
なぜなら、富裕層、身分の高い層だけに限られた娯楽だった読書を一般大衆に広めたからです。
貸本屋の歴史は古く、大衆文化の絶頂期と呼ばれた元禄の時代より前から存在していました。
そう!!あの『南総里見八犬伝』も貸本屋によって広められたのです。
貸本屋という安価で本を読めるという娯楽が広まったからこそ、日本人の識字率が高まり、今のほとんど全ての国民が文字を読み書きできるという教育が確立したのです。
読書大好きの私からしたらリスペクトしてもしたりない職業ですね。
次回の見どころ
この2戦をしっかり描いてくれるの嬉しい!!
旧アニメ版と同じ構成ですね。
めちゃくちゃ楽しみです!!
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