こんにちは。てんすけです。
機動戦士ガンダムシリーズ最新作
「閃光のハサウェイ」絶賛公開中です!
まだ見てない方はぜひ劇場へ。↓の解説記事で予習していくとさらに楽しめますよ。
さて、今回の記事では鑑賞済みの方へ向けて、初見では分かりづらい描写や設定を解説していきたいと思います。
ガンダム見たこと無い方には少し分かりづらい用語だったり、描写があったと思うのでそちらを中心に、Q&A形式で解説します。
- Q人物の関係が知りたい
- Qハサウェイはなんでハウンゼン(冒頭のシャトル)に乗っていたの?
- Qハサウェイはなんでギギの言葉でハイジャック犯と戦ったの?
- Qハイジャック犯達の出どころオエンベリって何のこと?
- Qギギ・アンダルシアは何者?
- Qハサウェイから事情聴取した人たちは何者?マンハンターって?
- Qケネス大佐はなんで地球に来たの?キンバレー部隊って?
- Qなんで味方の部隊がハサウェイ達のいるホテルを襲ったの?
- Qペーネロペーのあの音は何?
- Qクスィーガンダム出撃時に聞こえた声の主は?
- Qそもそもマフティー・ナビーユ・エリンって何?
- Qマフティーには黒幕がいるの?
- Q どうしてハサウェイはクスィーガンダムを宇宙で受け取ったの?(7/9追記)
- Qギギ・アンダルシアとハサウェイの会話がいまいちわかりません。(特に空港)(7/9追記)
- Q物語の舞台オーストラリアに陸生生物が全然いないのはなぜ?(7/13追記)
- まとめ
Q人物の関係が知りたい
Aメインキャラクターの相関図です
今回の劇場版終了時点では、おおむねこのような関係です。
Qハサウェイはなんでハウンゼン(冒頭のシャトル)に乗っていたの?
A武器(MS)を調達しにいった帰りだったからです。
実は、月にはガンダムの歴代シリーズに登場する軍需産業「アナハイム・エレクトロニクス社」があります。
もちろん軍需産業なので、敵味方関係なしにMSを作って売ります。
今回は反地球連邦組織マフティーのために、クスィーガンダムを作るという依頼を受けたわけです。その交渉役としてハサウェイは宇宙にいました。
ただし、表向きは植物観察官として研修を受けていたという形で。
Qハサウェイはなんでギギの言葉でハイジャック犯と戦ったの?
Aクェス・パラヤとギギが重なったからです。
前作「逆襲のシャア」でハサウェイと心を通じ合わせた少女クエス。
彼女を救えなかったことをハサウェイは、ずっと心の傷として抱え続けています。
「やっちゃいなよ。偽物なんか。」
これはギギの言葉であり、クェスが過去に言ったわけではありません。
しかし、ハサウェイには実にクェスが言いそうな言葉に聞こえたというわけです。その言葉に突き動かされたハサウェイは自分の身も顧みずに走り出したのです。
Qハイジャック犯達の出どころオエンベリって何のこと?
Aオーストラリアにある地名です。そして、そこに集まった反地球連邦ゲリラの総称でもあります。
あのハイジャック犯はその一味です。マフティーを名乗ってはいますが、ハサウェイらとは全く関係ありません。
だから、「マフティー・ナビーユ・エリン」の単語の意味もわかってなかったんですね。
ただ、マフティーを名乗っていたのは仲間も資金も集まるからという理由ですね。
ハサウェイらは、逆に彼らをうまく利用できたらいいなくらいに考えています。
Qギギ・アンダルシアは何者?
A詳しくはネタバレになるので言えません(笑)
原作を読んでください!!
現時点でわかっていることだけまとめます。
・ニュータイプだと思われる
・ホンコンシティの資産家と親密な関係
・マフティーにも地球連邦にも賛同していない
Qハサウェイから事情聴取した人たちは何者?マンハンターって?
A地球連邦政府の秘密警察のような組織です。
その上層部の方々がハウンゼンに乗り合わせていました。実働部隊は↓の人たち。
マンハンター(人狩り)の名の通り、普段の任務は不法滞在するコロニー出身者を捕まえることです。
完全に人権弾圧です。
予習記事にも書きましたが、コロニー出身者は強制的に移民させられた人たち。貧困層です。
その人達の多くが地球に不法滞在し、出稼ぎに来ているというのが、現在の宇宙世紀の状況なのです。
当然ですが、このような人権弾圧行為は反感を生みます。
だからこそ、生まれたのがマフティーなのです。
Qケネス大佐はなんで地球に来たの?キンバレー部隊って?
Aマフティー・ナビーユ・エリンの討伐のためです。キンバレーは前任者で、優秀なケネスに取って代わられた人です。
反地球連邦組織マフティーは、想像以上にコロニー出身者の支持を得ました。だからこそ、早く潰さねばならないとなったのです。
シャアの反乱という大きな失敗があったので。
また、ガンダムUCでの「袖付き」のような事例にも発展しないか早く対処する必要があったから、優秀なケネス大佐とペーネロペーが基地に配備されたということです。
Qなんで味方の部隊がハサウェイ達のいるホテルを襲ったの?
Aハウンゼンに乗っていた政府高官を殺害するためです。
あと、おまけでハサウェイを逃がすためです。
え!?ハイジャック犯よりやってること残酷やん。
そのとおり。ハサウェイら、マフティーは政府高官を暗殺して地球の統治機能を停止させることを狙っています。
決して正義の組織ではありません。
本編でも明確に描かれている通り、彼らのやっていることはテロリズムなのです。
Qペーネロペーのあの音は何?
Aミノフスキーフライトの駆動音だと思われます。
すみません。これは原作にないのでわかりません
ペーネロペーはオデュッセウスガンダムというMSにフライトユニットが組み合わさった形態のことを言います。
おそらくですが、このフライトユニットの駆動音がそれなのでは?と推測します。
Qクスィーガンダム出撃時に聞こえた声の主は?
声でわかりますね(笑)
つまり、ガンダムと関わることはアムロと再会することに等しいのです。だから、あの声が聞こえたのではないでしょうか。
わかっている!一人でやれる!
本人に言いたかったのではないでしょうか。
Qそもそもマフティー・ナビーユ・エリンって何?
A地球連邦政府に反乱するために、生み出されたアイコンです。
正体はご存知ハサウェイです。
シャアという反乱の象徴、アムロ(ガンダム)という勝利の象徴を受け継いでいるのが特徴です。
人が憧れをいだきやすいように。
Qマフティーには黒幕がいるの?
Aいるけど言えません(笑)
原作読んでください。
ただし、劇場版は原作と同じ結末になるとは言えませんのでご注意を。
Q どうしてハサウェイはクスィーガンダムを宇宙で受け取ったの?(7/9追記)
A予定よりも早く受け取ることになったからです
そもそもですが、MSを作る企業は月にあります。ハサウェイはそこにクスィーガンダムの製造を依頼していたわけです。
クスィーガンダムはマフティーの反乱と勝利の象徴としてロールアウト(実戦投入)される予定でした。
しかし、ケネス大佐の予想以上の有能さ、ガウマンを捕縛して迷わず人質にするなどの冷徹さや、ペーネロペーの圧倒的な火力を見たハサウェイは焦ります。
←ガウマン
よって、宇宙で受け取ってからガウマン奪還に行くというプランになったわけです。
結果的にドラマチックなガンダムとの出会いになっていたので、映画的には美味しかったなと思います(笑)
Qギギ・アンダルシアとハサウェイの会話がいまいちわかりません。(特に空港)(7/9追記)
A大丈夫。みんなわかりません(笑)
答えになっていなくてすみません。
でも、本当なんです。
2人はニュータイプであり、感応しあった上で会話しています。
つまり、心の内側まで読み合えるのです。
私のような凡人では理解できないような高度な会話があのシーンでは行われているわけです。
ちなみに、アムロ・レイ役の古谷徹さんもまったくわからないそうです(笑)
Q物語の舞台オーストラリアに陸生生物が全然いないのはなぜ?(7/13追記)
Aオーストラリアは1年戦争(機動戦士ガンダムの話)でコロニーが落とされた地域だからです。
地球連邦とジオンがした戦争を1年戦争といいます。
戦争が起こった原因は↓の記事で解説しています。
1コロニーのジオンが地球連邦に勝つためには、一発逆転の作戦が必要でした。
そこで実行されたのが「コロニー落とし」です。
こんなでかいものを地球に落としたら、ただごとではすまないことは当然。
当初ジオンは、地球連邦の本部がある南米のジャブローにコロニーを落とす予定でした。
しかし、地球連邦も必死に抵抗することで大気圏突入前に進路を変えることに成功します。
そして、コロニーはオーストラリアに落ちました。
これによりオーストラリア大陸は地形が変わるレベルの損害を受けて、人間どころか動物も住めない土地になったのです。
この1年戦争が宇宙世紀0079年の出来事。
人はなんとか住めていたり、鳥や魚が渡ってきたりしていますが、まだまだ生態系が戻っていないというわけです。
この質問は初見の方がしてくださったのですが、こういったことまで細かく描いている劇場版の完成度の高さに改めて唸らされました。
まとめ
今回の記事を読んで、
「もう一度見たい!」
と思って劇場に足を運んでくれることを願っています。
なにより「閃光のハサウェイ」をきっかけにガンダムの世界に興味をもってくれたら幸いです。
それでは、これからもガンダム情報発信していきたいと思います!
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