こんにちは。てんすけです。
もうすぐ公開されますね!!
私もガンダムオタクのはしくれ。もちろん公開日に見に行きます。今から楽しみです。
「ガンダム見たことないけど、見てもいいかな?」
こんな相談を受けました。
もちろん
「大丈夫だよ!!!見て!!」
と、返したいところですが、歴史あるアニメシリーズなのでどうしても理解できない部分がないか心配ですよね。
そこで、今回の記事では
・ガンダム見たことないから映画見る前に最低限のこと知っておきたい
・過去作見て予習したいけど、多すぎてどれ見たらいいか分からない
・公式ページのあらすじ読んでも全然分からないから補充してほしい
という方向けに、映画をより楽しむためのガンダムの世界観を簡単に解説したいと思います!
今回の記事を見て、劇場に行けば映画をより楽しむことができますよ。
※全世界のガンダムファンの同志たちへ
今回の記事では、1度も作品を見たことない人向けに世界観や人物の思想を大幅に簡略化しています。みなさんから見ると異議を唱えたくなる部分もあるかと思いますが趣旨をご理解ください。
- 事前に見ておくならこれ!
- 基本的な世界観
- 機動戦士ガンダムの話 最初の宇宙戦争
- 機動戦士ガンダムから8年後の話 地球連邦が腐敗化→クーデター発生
- 機動戦士ガンダムから14年後の話 シャアがついに戦争を起こす
- まとめ この4点をおさえておこう!
- 最後に
事前に見ておくならこれ!
まずは、過去作見てから映画見に行きたいなと思っている方へ、見ておくといい作品を紹介しておきます。
見ておくとより楽しめる度60
総視聴時間:2時間
見ておくとより楽しめる度80
→「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」&「劇場版 機動戦士ガンダム 3部作」
総視聴時間:8時間
見ておくとより楽しめる度100
→「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」&「劇場版 機動戦士ガンダム 3部作」
&「劇場版 機動戦士Zガンダム 3部作」
総視聴時間:14時間
プライムビデオのリンクです
当然ですが、楽しめる度が高くなればなるほど視聴時間も増えるので、見れる人は「逆襲のシャア」だけ見るのをおすすめします。
しかし、まったく見ずに映画を見ても楽しめないわけではありません!
それでも心配な方向けに次から世界観を解説していきます。
基本的な世界観
「機動戦士ガンダム」シリーズの大前提です。
我々の生きる西暦からはるか未来に人口爆発、食糧難、地球環境悪化と問題が大量発生したため、人類は宇宙へと生活圏を広げます。
年号も西暦から宇宙世紀と改めて、日本やアメリカといった国の枠組みも取っ払って地球連邦を作ります。みんなが一つになって協力してめでたしめでたし!
とは、なりません
図にある通り、コロニーに住んでいるのは貧困層がほとんど。もちろん、最初は移住希望者を募りますが、普通に考えて誰も宇宙で暮らしたくないですよね。
というわけで、コロニーで住む人たちは事実上地球を追い出された人たちなんです。
地球に帰ることもできず、コロニーにもう何世代と住み着いた人たちです。
この前提を頭に入れておくだけで、物語をぐっと楽しめるようになりますよ。
機動戦士ガンダムの話 最初の宇宙戦争
コロニーに住む人たちは、地球を追い出された人たち。当然不満はたまります。
しかも、地球に住む人たちはコロニーに見返りを渡さないだけでなく、地球に資源がないからとコロニーで育てた野菜とか果物をよこせと要求をしてきます。
これに我慢できなくなったコロニーの1つが国家と軍隊を作り、地球に独立戦争を仕掛けます。そんなにないがしろにするなら、自分らだけで生活したるわ!!ってことです。
このコロニーの国家こそが、「ジオン公国」です。
さて、戦争が始まりました。
ジオン公国の主力はあの有名なザク。人型の兵器です。ガンダムの世界ではこれをモビルスーツと言います。これがめちゃくちゃ強い。
地球連邦の主力は小さい戦闘機や戦車。相手になりません。
あっという間に地球の3分の2をジオンは占領します。
このままではいけないと地球連邦もザクよりも高性能な人型の兵器ガンダムを開発することになります。
ガンダムのパイロットになったのは、本作の主人公アムロ。なんと15歳の少年です。
軍人でもないただの民間人です。偶然ガンダムに乗り込むことになった彼は、秘められた才能を発揮しまくり、ジオンのモビルスーツを倒しまくります。
その戦いの中で、ジオンのエースパイロットのシャアとライバル関係になります。
シャアは本作のもう一人の主人公とも言える魅力あるキャラです。
アムロがガンダムをめちゃくちゃ上手く使いこなして、ばんばんジオンを撃退するので勢いづいた地球連邦はついに逆転勝利します。
ここで、アムロはたった一人で戦っていたわけではないことを紹介します。
同じような民間人中心の部隊ホワイトベース隊としてみんなで協力して戦争を切り抜けたのです。
その艦長を務めたのがブライト。この戦争を通してアムロとブライトは固い友情で結ばれます。
さて、一方シャアはなんとジオンと内部から戦っていました。ある意味裏切り者と呼ばれるような行為です。
それも、ジオン公国を作るために活動したのはシャアの父でした。お父さんを今のジオンのトップに暗殺されたシャアは、ずっと復讐を果たそうと名前を変えてジオンに紛れ込んでいたのです。
(シャアは偽名。本名は別にあります)
最終決戦のどさくさに紛れて、ジオンのトップを暗殺したシャアは姿を消します。
シャア自身もコロニーと地球の関係について思想があり、それが今後の物語に大きく影響します。
ここまでが「機動戦士ガンダム」のストーリーです。
まとめると……
・コロニーと地球には格差がある
・戦争の勝者は地球連邦
・アムロはガンダムで大活躍→そのためガンダムは戦争勝利の象徴となる
・シャアは自分の復讐を果たした後、姿を消す
コロニーが不満を訴えて戦争をしたのに、勝ったのは地球連邦。
あんまり解決してないように思えますよね。そのとおりです。
この後も、戦争は続きます。
機動戦士ガンダムから8年後の話 地球連邦が腐敗化→クーデター発生
ここからは、「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」の話です。
地球連邦は戦争に勝ったこともあり、さらに調子にのります。
コロニーへのしめつけは、戦争前よりもひどくなります。地球連邦の中には、地球出身者=エリートという思想も生まれて、宇宙出身者のことを迫害する連中も出てきました。
地球連邦は2つの派に分かれて内戦がおきます。さすがに、地球出身者以外認めないという思想には反発が起きるわけです。
さて、ここでシャアが再び登場します。もうばればれの変装ですが、クワトロという偽名を使って地球連邦の穏健派の中心人物として、クーデターを先導します。
そして、戦いの中でシャアは全世界に向けて自分の思想を語ります。
宇宙で生まれて宇宙の環境しか知らない人は、我々の想像もつかないような進化を遂げる。これは実は多くのSF映画で言われていたことです。
こういった新しい人類のことをガンダムでは「ニュータイプ」と言います。
このニュータイプに人類が全員なれば、世界はより良くなるとシャアは信じているわけですね。
クーデターは穏健派の勝利で終わります。
シャアはクーデターの中で行方不明となります。
次の「機動戦士ガンダムZZ」では、ジオンの残党が地球連邦と戦争をします。
残党相手なので、地球連邦は勝ちます。
しかし、これも世の常か。穏健派だった地球連邦は案の定また汚職が蔓延し、地球環境を荒らし続けます。戦争をこう何回もしているので地球へのダメージはかなりのものですね。
ここまでが「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」のストーリーです。
まとめると……
・地球連邦が腐敗→コロニーと地球の溝は深まるばかり
・シャアの思想が全世界に伝わり賛同する人が増える
地球連邦ぇ……となりますが、人間らしいのかもしれません。
とにかくコロニー出身者の不満はまったく収まることなく、むしろ増大していきます。
機動戦士ガンダムから14年後の話 シャアがついに戦争を起こす
ついにシャアが総帥となって自ら立ち上がります。
シャアは「ネオ・ジオン」という軍を作り地球連邦に戦争をしかけます。
コロニーに住む人達は、シャアがジオンや地球連邦と戦い、コロニー出身者を守ろうとしているのを知っています。だから、当然シャアを応援するんですね。
ちなみに、シャアの今回の戦争の計画としては……
①地球に隕石を落とす
②地球住めなくなる
③全員コロニーで住もう
という、超ショートカットプラン!
そんなふざけたプランを地球連邦は見逃さず、ブライトやアムロを中心とした部隊が迎え撃ちます。
アムロはこの時29歳。もう立派な大人です。
モビルスーツの操縦も全宇宙一というレベルになっていました。
ブライトも33歳。指揮官としても超ベテランです。
シャアは宿命のライバルアムロと決着をつけることもこの戦争を起こした理由としています。
(いや、めっちゃ個人的やん……)
ブライトは結婚して息子もいました。
その名はハサウェイ。そう、「閃光のハサウェイ」の主人公となります。
彼がこの戦争で経験したことが、最新作に繋がります。
さて、ハサウェイは民間人でしたが、父であるブライトや尊敬するアムロと共に部隊についていきます。
その中で出会った避難民のクェスに片思いします。
クェス。感受性が強く、家庭環境に恵まれず父性に飢えている。
ハサウェイ。クェスのことが好き。
ハサウェイは一方的ですがクェスを好きになります。(クェスはアムロが好きでした)
クェスも恋愛感情かはわかりませんが、ハサウェイを必要としてお互いの心情を正直に話す仲となります。
しかし、ひょんなことからシャアとハサウェイ、クェスは出会います。
なんとクェスはそこでシャアに一目惚れ。
あっさりとハサウェイのもとを離れます。
その後、クェスはシャアの元で戦闘訓練を受け、↓のような兵器に乗り、アムロ、ブライトらの前に立ちふさがります。
シャアの思想に完全に共感して、兵器を乗り回すクェスはもはやブライト、アムロらにとっては敵になっています。
しかし、ハサウェイにとっては違います。ハサウェイは説得しようと余っていたモビルスーツに乗って出撃します。
右の緑の機体にハサウェイは乗っています。
ここで悲劇が。味方がクェスの乗った機体を狙って撃ったミサイルが、ハサウェイの機体に当たりそうになる。
すると、クェスはとっさにハサウェイをかばいました。
爆発するクェスの機体。
クェスは死亡。
残されたのは、好きだった子を救えなかったハサウェイだけでした。
この経験が、ハサウェイに起こした変化は上にまとめたとおりです。
これが、最新作「閃光のハサウェイ」での彼のバックボーンですので覚えておくとより楽しまます!!
さて、シャアとアムロの戦いの行方です。
しかし、隕石落としは続行。
隕石を押し戻すために、アムロはなんとガンダムで立ち向かいます。
どう考えても無理な状況ですが、なんと敵味方問わず、モビルスーツが集まってみんなで押し返そうとします。
しかし、相手は隕石。何機集まろうが絶望的です。
すると、奇跡が起きました。
不思議な緑の光によって隕石は遠ざかっていったのです。
しかし、アムロとシャアはこの緑の光に巻き込まれ生死不明となります。
まとめ この4点をおさえておこう!
いかがでしたか?
端的にまとめると 次の4点を知っておくと、「閃光のハサウェイ」をより楽しめます!
では、最後に公式予告を見てみましょう。
このハサウェイのセリフをなんとなく理解できたら、もうバッチリです!!
最後に
今回は1度もガンダムを見たことない人向けに簡単に世界観を解説しました。
しかし、これはあくまでほんとにほんとに最低限の部分です。
ガンダムの魅力は、数え切れないほど登場するキャラクターが織りなす人間ドラマです。ぜひとも、今回の「閃光のハサウェイ」をきっかけに他の作品も見てほしいです。
そして何よりも…
予習なんかしなくてもぜひぜひ見てほしい!!!
そして、好きになって過去作も見てほしい!!
というのがファンとしての本音です。
みなさんぜひ!劇場に行って「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」をお楽しみください!