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SEED FREEDOM予習 映画を楽しむためのガンダムSEED世界観解説 前編

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鑑賞後ネタバレ感想はこちら

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

 

こんにちは。てんすけです。

 

ついに!

あの機動戦士ガンダムSEEDが20年の時を経て、劇場版となって帰ってきます!!

www.gundam-seed.net

 

楽しみすぎます!!

私もガンダムオタクのはしくれなので、もちろん公開日に見に行くつもりです。

 

今回、機動戦士ガンダム水星の魔女」を見てガンダムシリーズに興味をもった方に質問をされました。

 

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」ってTVシリーズ見なくても見れる?

 

この質問に……

 

もちろん見れます!!

 

と答えたいのですが、やはり20年前のアニメの続編というと不安もありますよね。

 

そこで、今回の記事では

ガンダム1作も見たことないけど、映画見たい。

・「機動戦士ガンダム」や「水星の魔女」は見たけど、映画も見てみたい。

・昔TVで見てたけどストーリー忘れた。

・公式ページのあらすじ見たけどいまいちわかりづらい。

という方向けに、映画をより楽しむための「機動戦士ガンダムSEED」の世界観を解説したいと思います。

 

今回の記事を見て劇場に行けば、映画をめちゃくちゃ楽しむことができますよ!!

 

 

全世界のガンダムSEEDファンへ

今回の記事では初めて本作を見る方向けに、人物や組織の思想を大幅に簡略化しています。みなさんの視点からは多くの矛盾を感じるかと思いますが、記事の趣旨をご理解ください。

 

 

 

 

 

 

基本的な世界設定

 

ガンダムSEED」(以下SEED)は、端的に言うと人種対立を軸としたストーリーのガンダム作品です。

 

SEEDのC・E(コズミック・イラは、遺伝子操作を行ったデザイナーベイビーが簡単に生み出されるようになった世界です。

このようにして生み出された人のことを「コーディネーター」と呼びます。

 

反対に、遺伝子操作されず自然交配によって生まれた人のことはナチュラル」と呼ばれるようになりました。

 

このコーディネーターとナチュラルの対立こそSEEDの世界の戦争の原因なのです。

 

では、なぜこの対立が生まれたのかも解説します。

 

 

ここを理解するだけで、

映画は8割がた楽しめると思います!

 

 

 

ナチュラルとコーディネーター

 

 

遺伝子操作をされて生まれたコーディネーターは、運動神経も頭脳も優秀。その結果、会社の重役スポーツのレギュラーなどは、軒並みコーディネーターが独占するようになります。

さらに、能力も高いのでお金もたくさん稼げます。

一方、ナチュラは努力してもコーディネーターには勝てないので不満をつのらせます。

 

当然です。遺伝子という生まれた時点での格差があるからです。

 

その結果、数では圧倒的に多いナチュラルによるコーディネーター排斥運動が各国で起きました。

 

この排斥運動の発端、ナチュラルによる「コーディネーターは自然の摂理を無視した存在である」という思想はブルーコスモスというムーブメントを生み出しました。

 

さて、排斥された各国のコーディネーターは宇宙にある砂時計型コロニー群「プラント」に居住区を移します。

 

しかし、ナチュラルのコーディネーターへの憎悪はまったく収まりません。

居住区を移したとしても、大企業のトップはほとんどコーディネーターが牛耳っており、経済の中心に君臨しているからです。

 

ブルーコスモスは各国の軍部にも広まっていたこともあり、ナチュラルの恨みが最高潮に高まった時、人類史上最悪の事件が起きます。

 

血のバレンタインと呼ばれる事件。

それは、とある国の軍隊にいたナチュラルが、コーディネーターの住むプラントに核ミサイルを打ち込んだ事件。

 

なんの罪もないコーディネーターがこの時大勢犠牲になりました。

 

 

 

地球連合ザフト、オーブの誕生

 

この血のバレンタイン事件は、C・E始まって以来最大の犠牲者を出した事件でした。

しかも、この事件は純粋なる敵意によって引き起こされたもの。

 

コーディネーターザフトという軍を組織してナチュラルに対して武力蜂起を開始します。

 

対して、地球の各国は連合軍を結成。これを地球連合と呼びます。

 

地球連合は一枚岩ではなく、ヨーロッパと北アメリカを中心とする大西洋連邦、中国やロシアを中心とするユーラシア連邦などなどが1つになった同盟組織。

 

国際連合のような位置づけですね。

 

こういう組織なので、地球連合に加盟せず中立を貫く国もありました。

 

その最大手が「オーブ」

オーブは軍需産業をもつ国家地球連合にもザフトにも技術提供をできる立場であるため、中立をとることになったのです。

 

かくして……

 

ナチュラルとコーディネーターの対立が、地球連合ザフトという枠組みとなり戦争という形で激化していきました。

 

 

 

 

地球連合ザフトの戦争(SEEDの物語)

www.gundam-seed.net

数で圧倒的に勝る地球連合の有利と思われたこの戦争。

 

その通りにはまったくいきませんでした。

 

ザフトはまずニュートロンジャマーという核分裂を強制的に停止させる装置を地球全土にばらまきます。

 

C・Eの地球のインフラはほぼすべて核エネルギーでまかなわれていたため、ニュートロンジャマーは最悪の攻撃といえました。

軍事だけではなく、テレビも映らない電車も動かない、なんなら電気もつかないなど。

地球は大混乱。

 

そして、戦争ではレーダーも使えなくなるので戦車や戦艦、戦闘機は動きません。

 

そんな中、ザフトモビルスーツを投入。

地球連合の軍を圧倒します。

 

劣勢に追い込まれた地球連合は、秘密裏中立国オーブと結託してザフトへ対抗するための計画を実施。

 

その計画こそ5体のガンダムを開発することでした。

5体のガンダムを開発していたオーブのコロニーヘリオポリスに住む少年、キラ・ヤマト

 

SEEDの主人公にして、コーディネーターです。

彼は戦火に巻き込まれ5体のうちの1機ストライクガンダムパイロットとなります。

 

ストライクガンダム以外の4機ザフトに奪われ、そのうちの1機イージスガンダムにはキラの親友でもう一人の主人公アスラン・ザラパイロットとなります。

 

キラとアスラン

友達だった2人は地球連合ザフトに分かれて敵同士となりました。



ストライクガンダムに乗ったキラは、母艦アークエンジェル仲間たちと共に各地を転戦します。

 

その中で、ザフト軍の名のある指揮官も撃破していきます。

アスランたちアークエンジェルを奪取したガンダムで追撃を繰り返します。

 

さて、戦火の中でキララクス・クラインという少女と、アスランカガリ・ユラ・アスハという少女と出逢います。

 

この出会いが後の戦争を大きく変えることとなりました。

 

戦いはなおも続き、アスランザフト軍がアークエンジェルを追撃する中で、キラアスランの友人を戦闘の中で殺害します。

 

この出来事でアスランは激昂。



キラを本気で撃墜しようと迫ります。

そして、アスランキラの友人を戦闘の中殺害

 

キラもアスランを本気で撃墜しようと迎撃します。

死闘の末、アスランイージスガンダムはキラのストライクガンダムを巻き込んで自爆

 

2人は生死不明となりました。



 

その後、キララク救出され新たなMSフリーダムガンダムを託されます。

生きていたキラは、フリーダムガンダムと共に再び戦場へと舞い戻ったのです。

 

アークエンジェルのクルーとキラは合流。戦争そのものに疑問を感じたオーブやザフトの勢力と共に第3勢力を結成。

 

そのリーダーはラクでした。

 

ラクスの父ザフト穏健派の中心人物で、彼女に賛同するものは多くアスランもこの一派に加わります。

 

かくして、キラ、アスランラクス、カガリを中心に第3勢力は地球連合ザフトの戦争に介入することになりました。

戦争は最終局面となり、地球連合ブルーコスモスの思想に支配された勢力が中心となっていました。

 

その結果、戦争の発端となった核での総攻撃をかけます。

 

一方、ザフト大量殺戮兵器を投入。地球自体を破壊する手段にでます。

 

ここにキラたち第3勢力が参戦。地球連合の核、ザフトの兵器をそれぞれ破壊することに成功します。

 

それでも両軍の損失は激しく、この戦いで一旦地球連合ザフト停戦協定を結ぶことになりました。

お互いの殲滅戦にまで発展した戦争の遺恨は今後も残り続けます。

 

 

 

まとめ

 

POINT

・SEEDはナチュラルとコーディネーターの対立の物語

ナチュラルはブルーコスモスの思想に染まりつつあり、コーディネーターへの憎悪は高まっている

・キラ、アスランラクス、カガリはオーブと協力して第3勢力を形成した。

 

 

簡単に世界観を説明するとこのようになります。

 

ただし、これはあくまでSEEDの物語のみ。

 

SEEDには続編機動戦士ガンダムSEED DESTINY」があります。

www.gundam-seed.net

こちらの解説は後編の記事で行いたいと思います!!

後編はこちら

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

 

 

画像引用元

©Copyrightバンダイナムコフィルムワークス/サンライズ/MBS