こんにちは。てんすけです。
「ドラゴンボール超スーパーヒーロー」公開しました!
私も何を隠そう、ずっとジャンプっ子!
公開日に見てきました。
一言で感想を言うと……
アニメファンとしては、
文句なしの傑作!!
ジャンプファンとしては、
これからドラゴンボールを見る人に一番見てほしい映画!!
ドラゴンボールZ好きすぎて過激派になりかけているてんすけとしては、
ちょっと微妙……。
こんな感じ。
さて、なぜこのように思ったのか、こちらの記事でネタバレ感想を書いていきたいと思います。
この記事を読んで、もう一度映画を見たい! ドラゴンボールの原作も見たい!となってくれたら嬉しいです。
ここからネタバレあります
ネタバレ感想
アニメファン視点:文句なしの傑作の理由
CGの出来がはんぱない
まずはこれです!!
ドラゴンボール=セル画の迫力
そう思っている人も多いはず。私も間違いなくそうです。
だから、今回がフルCGだと知り若干テンションは下がりました。
前作「ドラゴンボール超ブロリー」が2Dの迫力に全振りだったこともあり。
しかし
その期待を完璧に超えてきましたね!!
なんですか!このヌルヌル動くCGは!!
特にガンマ2号VSピッコロのシーン。
序盤も序盤なんですが、ガンマの出す光線がまるでセル画。
ドラゴンボールZの戦闘シーンのような迫力がありました!
そしてそして
レッドリボン軍基地での雨の中の戦い!
CGの利点を完璧に生かした演出でした。
意外とドラゴンボールで雨の中の戦いってないんですよね。
すごく新鮮で良かったです。
CGアニメと聞くと、身構えるアニメファンって多いと思うんですが、それを跳ね返す作画の素晴らしさを見せてくれたのがドラゴンボール!!
最高でした。
ベテラン声優陣の安定した演技
主役は悟飯!
でも声優は野沢雅子さん!!
御年85歳の大大大ベテランです。
(むしろレジェンド)
久しぶりに青年悟飯の声を堪能できてよかったです。
そしてびっくりしたのが……
少年期悟天との演じ分け!!
「ドラゴンボール超」のTV版ではまだ幼年期だった悟天。
今回で初めて少年期が登場!
どう演じ分けされるかも期待してましたが、しっかり悟飯との差別化がなされていました。
セル編の少年期悟飯と比べると、若干大人びたような声でしたね。
欲を言うなら草尾さんとのゴテンクスの調子乗りっぷりを少年期verでやってほしかった。
ジャンプファン視点:ドラゴンボール入門作として最高の理由
日常ストーリー重視の作劇
今回は、ドラゴンボールシリーズでも屈指の日常ストーリー重視でした。
Z終盤のハイスクール編や超のビルス編みたいな感じでしたね。
なかでもピッコロさん!
最高でしたよ。
パンちゃんの師匠としてかっこよかったです。
悟飯との修行時代を思い出すのもまた……(泣)
ちなみにピッコロさんのプロシッター時代を見たい方は、ドラゴンボール超のTV版見てください!
ドラゴンボールZのワクワク感を味わえる
初めてドラゴンボールを見る方用のダイジェストが、随所にカットインされる親切設計。
いや
これただのダイジェストじゃないっていうね。
すべて新規作画って!!!
開始数秒でテンション爆上がりでしたよ!!!
また、新たな人造人間ガンマ1号、2号。
意外といいキャラしてましたね。
バトルになると本当にかっこよかったです。
そしてそして
悟飯の新形態!!!
悟飯はアルティメット化した時から、変化はしないものだと思ってたのでこれは意外でした。
隣で見てた小学生が「悟飯が身勝手になった!」と言ってました。
また、今回の変化は悟飯特有のイキリ化がなかったのも意外でしたね(笑)
そんな悟飯の決め技がなんと魔貫光殺砲!
ラディッツ戦でピッコロが披露した時と同じシチュエーションというのが胸アツすぎてもう!!
で、悟飯も言っていた魔貫光殺砲を実は修行していた時期っていつでしょうか?
個人的には「ドラゴンボール超」の力の大会前かなと思ってます。
ドラゴンボールZ好き視点:ちょっと微妙な理由
想像を超えてこなかったセルマックス
ここからはちょっと批判。
あくまで「ドラゴンボールZ」のような強敵強敵連続!息つく暇も無いスピード感あふれるバトルが好きな人視点からの話。
まずはやはりセルマックス。
若本さんキャスティングした意味ないじゃないですか!!
なんで暴走させるだけなんですかー!!
第二形態で出てきたので、絶対完全体になるって期待しちゃうじゃないですか。
まるで、劇場版「超戦士撃破 勝つのは俺だ!」のバイオブロリーのような扱い。
ただ、これはファンゆえに期待しすぎたというのはありました。
冷静に見ると、巨大な敵VSZ戦士の集団戦は劇場版のヒルデガーン戦や、超のアニラーザ戦のようでテンション上がりポイントだと思います。
ただ、やっぱり若本さんの「ブルァァ!」は聞きたかった!
主題歌が無い
これ!!!!
直前まで情報出なかったからどうしても期待してました。
影山ヒロノブさんの「僕たちは天使だった」が来るかと!!!
やはりZファンとしては劇場版は影山ヒロノブさんの歌で余韻に浸りたいというのはあるんですよ。
小ネタ
ドラゴンボールファイターズの設定が公式に
人造人間21号が正式にドクター・ゲロの妻だったという設定が描かれましたね。
また、16号がドクター・ゲロの息子だった設定も。
名前がゲボと判明したのも驚きでした。
原作者鳥山先生が込めた戦闘力インフレへの思い
好きなので作家論的な話を書きます。
鳥山明先生というと、本領はギャグ漫画の作家。
そんな先生でしたが、歴史的名作となったドラゴンボールに関してはZ以降のバトル展開が大いにうけたんですね。
フリーザ編で戦闘力の概念が登場して以降は、どんどん強さのインフレが進み、サイヤ人にあらざれば戦士ならず状態でした。
ブウ編ではこれのアンチテーゼとして、ミスターサタンの活躍が描かれました。
劇場版「神と神」では、超サイヤ人ゴッドを登場させてインフレの概念を終わらせようにしました。
このように、鳥山先生は明らかにドラゴンボールを戦闘力インフレから解脱させようとしてきたことがわかります。
今回の映画では、悟空とベジータの戦いをあえてしょうもない感じに描くことでこの点を描いていました。
悟空とベジータは強さの張り合いをしている中
地球では家族を守るために戦った戦士たち=悟飯&ピッコロがいた。
このように、強さを追い求める戦士=悟空&ベジータが最強ではなく、家族や身近な人を守る戦士=悟飯&ピッコロが最強と描いていたのです。
近年、鳥山先生は家族を本当にうまく描いています。
これはぜひ「銀河パトロール ジャコ」を読んでいただければわかると思います。
もう、強さを追い求めて超サイヤ人〇〇になる戦士を描きたいのではなく、家族や身近な人を守るスーパーヒーローを描きたいのだなと私は感じました。
おわりに
さて、批判もしましたが、総評としては「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」最高でした!!
4DX版も見に行くつもりです。
ぜひ!今回の記事を読んでもう一度見たい!と思っていただけたら幸いです。