こんにちは。てんすけです。
今回はガンダム作品を単発で紹介していきます!
この記事は、こんな方におすすめです。
・最新作見て、他のガンダムも興味もった
・長いアニメを何作も見るのは大変だけど、単発で見れるのなら見たい
・面白いアニメが見たい
絶賛公開中です!
みなさんご覧になりましたか?まだの方は最低限の予習を↓の記事でして見に行ってください。
さて、見られた方は「機動戦士ガンダム」シリーズのリアル感と重厚な世界観を感じたかと思います。
そう。歴代ガンダムシリーズは戦争ものであることから、貧富の差、戦争被害、核の恐怖、選民思想と社会問題をさまざま扱ってきました。
やはり、ストーリーは暗めなのがガンダム作品の常です。
しかし、そんなガンダム作品に1つ。異質な作品があるのです。
今回紹介するのは、「機動武闘伝 Gガンダム」です。
機動戦士じゃなくて、機動武闘伝???
機動武闘伝Gガンダムとは?
機動武闘伝Gガンダムは、1994年に放送されたTVシリーズ5作目のガンダムです。
実は、この前の「Vガンダム」でガンダムのダークなストーリーは極まっていました。
虐殺を平気で繰り返す敵組織
ゲリラ組織に所属する主人公
ヒロインが裏切りラスボス化
などなど、視聴者のメインである小中学生は、そのあまりにハードでダークな展開からがっつりガンダムから離れて行きました。
そこで、Vガンダムの最終回間際のインタビューで総監督の富野さんは、こう言います。
「もうガンダムはやりません。次、ガンダムをやるならプロレスさせます」
機動武闘伝Gガンダムはこの発言を間に受けた気が狂った(褒めてます)スタッフが作った作品です。
あらすじはこんな感じ
時は未来世紀。人々は荒廃した地球を捨てて宇宙に活路を見出し、宇宙コロニーに生活圏の全てを移して過ごすようになっていた。しかし、コロニーに上がれた者と上がれずに地球に取り残された者との格差は広がり、地球の荒廃はより悪化の一途をたどっていた。
コロニー国家間の覇権をかけて行われる機動兵器同士による格闘大会「ガンダムファイト」は未来世紀60年の節目に13回大会を迎え、大会開催と共に各国のコロニーから五つの光が地球に向けて放たれた。それは大会会場となる地球に向かうために降下した各国代表のガンダムファイターたちであった。ネオジャパン代表のガンダムファイターであるドモン・カッシュもまた、その1人として、パートナーのレイン・ミカムラとともに地球に向かう。
しかし彼の真の目的は、祖国ネオジャパンを裏切り、科学者である父ライゾウ博士が開発していたアルティメットガンダム(デビルガンダム)を奪い失跡した実の兄、キョウジ・カッシュを捜しだすことであった。
純粋に熱き戦いを望む者……陰謀を胸に秘めた者……様々な人間の様々な思惑渦巻く中、地球という名のリングを舞台にした世紀の格闘大会が今、幕を開ける。
いままでは、コロニーと地球との確執から起きた戦争がテーマ。社会派アニメでした。
どうした?これ。
なんでガンダムが殴り合ってんだ??
当然ですが、閃光のハサウェイなど、前作までの話との繋がりはありません。
(あるわけねえだろ)
誰でもすぐに見れますね。
では、ここからはGガンダムの魅力について語っていきます。
機動武闘伝Gガンダムの魅力
Gガンダムの世界観はあらすじで説明した通り、これまでのガンダムシリーズとはまったくちがいます。
戦争を繰り返した人類は地球環境の悪化を受けて、ガンダムファイトという戦いに切り替えます。
ガンダムファイトとは、各国(コロニー国家)が代表とするファイターをガンダムファイターとして選び、勝ち残ったファイターのいる国家が世界の覇権を得る
よくわからないと思いますが、こういう話です。
主人公はネオジャパン(日本のコロニー)の代表のドモンカッシュ。
正々堂々とガンダムファイトを行う武闘家です。
必殺技はシャイニングフォンガーという光り輝く拳です。
ヒロインのレインと共に闘います。
熱い性格と言動のせいで誤解されがちですが、歴代のガンダムシリーズでも彼はトップクラスの不幸な境遇をもっています。
ドモンの兄キョウジはデビルガンダムという暴走して地球を破壊するガンダムのパイロット
母はその機動実験の事故に巻き込まれて殺害される
父はその責任を取らされて冷凍刑に処されます。
あ、この辺はOP見ると説明されてるので大丈夫です。
この呪われた定めを乗り越えて闘うドモンカッシュは本当にかっこいいです。
途中、悩むことはありますが闘いを通して、繋がった他国のガンダムファイターたちと協力して成長していきます。
アメリカ代表 チボテー
中国代表 サイサイシー
フランス代表 ジョルジュ
ロシア代表 アルゴ
みんな濃いですよね。
でも、この濃さがいいんです!ぶっとんでるからいいんです。
ガンダムファイトは戦争の代わりとは言っても、格闘技です。
正々堂々と鍛え抜かれたファイター達が闘う。
そして闘いを終えた先には友情も芽生えます。
ドモンカッシュは仲間と時に協力し合い、時には鎬を削り、兄キョウジのデビルガンダム打倒と、ガンダムファイトの優勝目指して闘います。
そこが熱い!
しかし、さらに熱い要素がGガンダムにはあります。
見よ!東方は赤く燃えているっっ!!!
ドモンカッシュには師匠がいました。
その名は東方不敗マスターアジア
彼とドモンの再会シーンはとても熱いです。
しかし、その師匠もデビルガンダムの支配に堕ちていました。
なんと、東方不敗はデビルガンダムの手下となり、ドモンに襲いかかってくるのです。
師匠は、ドモンと拳を交えます。ガンダムファイト決勝戦という舞台で。
流派東方不敗の奥義、石破天驚拳でのぶつかり合い。
その決着の果ては……
ガンダムシリーズを救ったGガンダム
まあ、濃いですね。
とにかく絵面が濃いんです。
そして、設定がおかしいです。
もちろん、放送当時はガンダムファンはこのGガンダムを見て怒り狂ったそうです。
実際にTVを破壊したり、カミソリを入れた手紙を送ったりしたファンもいたとのこと。
ただ、こういった熱狂的なファンしかガンダムシリーズを見ていなかったという問題がそもそもありました。
Vガンダムでファンが離れていったことで、ガンダムシリーズ自体は存続が困難になっているのが実情でした。
「ガンダムの固定概念を破壊してファンを取り戻す」
この命題を掲げて出来上がったのが、Gガンダム
従来のファンはブチギレたんですね。
しかし、Gガンダムは結果的に視聴率の獲得において大成功しました。
従来のガンダムファンではなく、新規層にウケたのです。
当時はガンダム=オタク・大人が見る難しいものという印象。
Gガンダムはどうでしょう?
ガンダムが格闘技してるだけです
シンプル!
私もこのGガンダムの熱くわかりやすいストーリーに魅了されて、ガンダムファンになりました。当時幼稚園とかでしたが。
Gガンダムは今まで続くガンダムシリーズを救った救世主のような存在なんです。
ぜひ!みなさんもこの熱く激しいアニメ、Gガンダムをご覧ください。
さらに詳しい解説はこちらの記事から