少年の心をもった大人

ボードゲーム、カードゲーム、アニメなど少年のための記事と、ガジェット、生活改善など大人のための記事が入り混じってます。

MENU

ネタバレ感想&考察「機動戦士ガンダム水星の魔女」第4話

あわせて読みたい

機動戦士ガンダム水星の魔女の各話感想はこちら

 

こんにちは。てんすけです。

ガンダムシリーズ大大大ファンです!!

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

TVシリーズ最新作「機動戦士ガンダム水星の魔女

今週も放送&配信されました!

 

この記事では最新話の感想とストーリーの考察を書いていきます。

 

機動戦士ガンダム水星の魔女」見るならABEMAがおすすめ。

abema.tv

 

注意

ここから先は最新話及びPROLOGEのネタバレあります

 

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

 

 

なぐりあい宇宙

 

チュチュかっけえ!!

 

スレッタもまた自分と同じように誰かの思いを背負っていた。

だから、彼女は立ち向かったのです。


誰の思いも背負ってないやつはなんも言う資格ない!!

 

学園を舞台に若い世代へ作られたガンダム

 

こういった描写が一番共感を生むのではないかと思います。

ガンダム=戦争を描く物語ではないのだから。

 

それにしても、それぞれMSを持っていても授業の中では全員デミトレーナーに搭乗することが決められているんですね。



エアリアルだったら翔べばいいのにと思ってしまいました。

 

アーシアンスペーシア

 

今回はやはりダブルミーニング

「見えない地雷」

これが指すものは2つ

 

1つは、妨害に遭い文字通り苦戦を強いられたチュチュとスレッタの状況

 

もう1つが、アーシアンスペーシアンの対立です。

 

第2話でも描かれていましたが、アーシアン=地球出身者とスペーシアン=宇宙出身者の中では明確な差別被差別の関係がありました。

 

しかし、今回正しくは、アーシアン=地球に住み続けることを強いられた身分スペーシアン=宇宙居住者であることが明らかとなりました。

 

人類がコロニーの中で住み、宇宙で生活することが当たり前となっているのがA・S122という時代です。

また、公式HPのあらすじには数多くの企業が宇宙進出し経済圏を作り上げているとあります。

たしかに、このように人類の経済圏が宇宙に移ったとなると、資源がわずかで環境問題も抱える地球は捨てられるだろうというのは容易に想像が付きます

 

その結果起こるのは、棄民政策

つまり命の選別です。

富める者は宇宙へ、貧しい者は地球へ。現代に生きる我々ならこの構図は悲しいことに当たり前のように理解できてしまうのではないでしょうか?

 

 

これは現代社会で必ず学生が学ぶ部分です。

 

そして、大人たちが平然と差別をするなら子供たちだって同じことをします。



これ、すごく攻めた描写だなと思いました。

若者たちは我々大人よりずっと知っています。親の経済格差によって差別被差別の階級が生まれてしまうことを。

 

若い世代にも見てもらえるガンダム

 

機動戦士ガンダム水星の魔女」はこのコンセプトで始まった作品。

ただ、娯楽要素ではなく問題提起もしっかり行っていくという強い芯を感じた今回のエピソードでした。

 

スレッタは今回晴れて地球寮の仲間入りをしました。


恐らく今後「見えない地雷」となっているアーシアンスペーシアンの対立に彼女は巻き込まれていくのではないでしょうか?

地雷が爆発した時、学園はどのようになるのか?

スレッタはどんな選択をするのか?

 

とても楽しみな要素です。

 

小ネタ

 

ツンデレ枠はお前かよ!!!



グエル大好き(笑)

 

 

 

 

ストーリー考察

 

明かされた水星の歴史

今回、スレッタの口から水星で何が起こったのかが明かされましたね。

 

「ゆりかごの星」で水星は生活していくのも精一杯の過酷な環境であることは描写されていました。

そして、資源採掘が生活の大半という気になる描写も。

 学校や街、友達や子供……地球圏では当たり前のものが、ここにはない。
 あるのは太陽風に怯えながら資源採掘する毎日だけ。そんな暮らしを続ければ、水星の老人たちも荒むわけだ。

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト「ゆりかごの星」より引用

 

なんの資源を採掘しているのか。

それが今回明らかとなりました。

 

採掘されていたものは「パーメット」

太陽系内に偏在する鉱物から発見された元素。個々のパーメット間で情報を共有する性質があり、パーメットを素材や推進剤などに混合させ制御することで様々な技術が開発される。パーメットを人体に流入させる身体機能拡張技術は宇宙に進出する基盤と考えられている。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイトより引用

 

第2話においてプロスペラも言及していた通り、MSの動力源となる素材のことです。

 

確かにこういった資源を採掘できるのが、水星の特権であるならそこに生活する人がいることも理解できます。

いわゆる出稼ぎ先という場所なのでしょう。

 

しかし、今回ミオリネからさらに気になることが。

 

パーメットが月からも採掘できるようになった。

 

スレッタとその母エルノラが水星へと逃れた時にはすでにパーメット採掘の特権が失われた後だった。

 

よって、スレッタ以外の子供もいない荒廃した星となってしまったというのです。

たしかに地球からも近い月で採掘したほうがどう考えてもコストパフォーマンスいいですからね。

 

では、これを踏まえて「水星の魔女」というキーワードについて再考してみましょう。

 

実はプロローグにおいては「魔女」という言葉はヴァナディース機関に所属するアーシアンを呼称しているように扱われていました。

これと今回の水星の過去の栄華の話を鑑みると、恐らくこのような歴史をたどっていたのではないかと推測ができます。

 

水星はパーメットが採掘できるいい出稼ぎ先

多くのアーシアンが水星へと渡る

パーメットリンクを身体拡張へと転用した技術=GUNDフォーマットが研究される

アーシアンがGUNDフォーマットに適合する

スペーシアンが水星にいるGUNDフォーマットに適合した人物を「魔女」と蔑みの意味で呼ぶようになった

 

まだまだ水星の歴史の全容が明かされたわけではありません。

しかし、今回のエピソードにおいて、アーシアンという被差別階級と水星という棄民政策の先という2つの悪しき歴史が示唆されていたように私は感じました。

 

 

次回の見どころ

いよいよエラン・ケレスががっつり動くのでしょうか?

 

 

彼のバックボーンはいまだ一切描かれていないので、楽しみです。

なぜエレンはガンダムタイプのMSに搭乗しているのか。

 

まだまだ気になる要素は多いです!!!

 

次の話はこちら

p-tenchan321.hatenablog.com

 

 

あわせて読みたい

機動戦士ガンダム水星の魔女の各話感想はこちら