こんにちは。てんすけです。
今期の冬アニメも豊作ぞろい!
毎日鑑賞の日々が楽しいです。
さて、私が今期もっとも続きが気になるアニメ「平家物語」の第1話の感想をこの記事では書いていきます。
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ここから先はネタバレあります
感想
これは新しい歴史ものの描き方!
主人公の少女びわ
彼女はなんとその目で未来を見ることができるのです。
この時見た未来は壇ノ浦の渦潮。
平家一門が滅亡した戦いの海です。
びわは、現代に生きる私達と同じ視点をもっているということ。
このような神視点をもった人物を主人公にして描く歴史もの。
まったく新しい視点すぎて開始数秒で続きが気になりまくりました!
そして、そのびわを自らの子のように預かることになったのは
平清盛の嫡男にして、平家一門の全盛期をささえた人物。
彼もまた特殊能力をもっていました。
未来ではなく、死者の魂を見る能力。
この2人の出会いが、この先平家一門になにをもたらすのか。
たとえ歴史を知っていても、これらの特殊能力がどのように歴史に影響を及ぼすのか気になります!!
今回の史実
代表的なものを毎回紹介したいと思います。
今回はラストに描かれた殿下の乗合事件
六波羅の兵共直甲三百余騎待ち受け奉り殿下を中に取り籠め参らせて前後より一度に鬨をどつと作りける
彼処に追つかけ此処に追詰め馬より取つて引き落し髻を切る
これこそ平家悪行の始めなれ平家物語より
これは、平資盛が鷹狩の際に摂政(今でいう官房長官)松殿基房の車と鉢合わせた際に、車から出て道をゆずるという礼を果たさなかったことが発端。
(乗ったままでいることが無礼という意味)
作中でも重盛が述べていたように、非は平家にあります。
しかし、これを素直に認めずに報復に出たというのがこの事件です。
報復の内容としては、参内中の車から基房を引きずり下ろし、髷を公衆の面前で落とすというもの。
烏帽子を落とされることは最大級の恥と言われた時代に、烏帽子どころかその下の髷まで落とされるという……。
正直言ってやりすぎなこの事件。
平家物語では平清盛が重盛の静止を聞かずに起こしたと描写されていましたが、
実際は逆。
重盛が相手方の謝罪を門前払いして起こしたと言われている事件なのです。
平家物語では、重盛は良識派、清盛は悪として描かれているからこその改編なのです。
細かい史実
建礼門院徳子、その未来は……。
早見さんがまた姫の役でちょっと嬉しい。
オープニングに出てくる蝶は平家が家紋に用いていたもの。
おわりに
久しぶりに続きが気になってしょうがないアニメに出会いました!
今後、我々の知る平家物語は、びわの視点からどのように語られるのか。
個人的に義経が好きなので、早く牛若の登場を待ちたいですね!
そしてそして!!テーマソングの見事さ。
特にオープニング。
あの「祇園精舎の鐘の声〜」から始まる幻想的なテーマソング。
これを見て気になった人は、ぜひぜひ見てください!!そして語りましょう!
次回の感想はこちら