こんにちは。てんすけです。
今週もダイの大冒険最新話が配信されました。
この記事では最新話の感想とゲームドラゴンクエストの設定が現れているシーンについて解説していきます。
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ここから先はネタバレあります
感想
マトリフはポップのことが可愛くて仕方ないんだろうな
私はこの2人の師弟関係が本当に好きです。
確実に、ポップにとってはアバン先生以上に人生の師となったのがマトリフでしょう。
振り返ると、最初はマトリフがこいつはやばいと感じて修行をつけたことから始まりました。
もともとマトリフは世話焼きな性格。
それは、アバンとの出会いのエピソードでも描かれています。
最初はしょうがない状況から始まった師弟関係でしたが……
次第にマトリフの中でポップはかけがえのない存在になっていったんだと思います。
手間がかかるが、いつも一生懸命でかわいくてしょうがないまさに息子のような存在。
そして、ついに自身の究極の呪文を授けるに至ります。
今回、そんな最愛の弟子が自分を越えようとしている時を悟ったマトリフ。
その試練が自分ではどうにもならないことも悟っていました。
そこでポップにかけた言葉が……
この言葉の重み。
今までダイの大冒険を見てきた人なら分かると思います。
大魔道士マトリフがポップを真に認めたセリフです。
メドローアを覚えた時も、どこか息子をほめる親のような立場からの称賛はありました。
しかし、今回のは違います。
ポップがマトリフを超えた、という事実をマトリフ自身が認めたからこそでる言葉です。
だからこそ、「マトリフのしるし」なんていう飾りはいらない。
この言葉がポップにわたす免許皆伝の証なんだとと思います。
これはマトリフからポップへ「大魔道士」の継承を意味する言葉であるとも言えるでしょう。
マトリフの嬉しいんだけどどこかさみしげな表情。めちゃくちゃ泣けました。
一方
レオナはついに大破邪呪文である「ミナカトール」を継承しました。
この啖呵がレオナらしくていいですね!
彼女には人の上に立つ強さがあります。
それはダイパーティーでは、意外にも誰も持ち合わせていなかった資質。
最後のアバンの使徒としてパーティーに加わる理由を見せたのが今回でした。
また、ダイはアバンストラッシュの2タイプ以外に新たな必殺技を編み出しました。
この切り株がヒントですよ〜
これはある意味借り物だったアバンストラッシュを自分のものとして継承した証だと思います。
アバンが編み出した2タイプからダイオリジナルのストラッシュへ。
同じ時期に連載されていた「ドラゴンボール」のかめはめ波のような継承の流れのように感じました。
今回のサブタイトル
これは「ミナカトール」のことだけでなく今回の3つの継承を指しているものだと私は思います。
マトリフからポップへ「大魔道士」の継承
アバンからダイへ「ストラッシュ」の継承
神からレオナへ「ミナカトール」の継承
どれも今後の大きな力となるもの。
それが今回のエピソードでどれも印象的に描かれていたのがよかったです。
ドラクエ要素解説
今回は呪文の契約についてです。
作中では、今回のミナカトールのように呪文の契約というのが至るところで行われていました。
さて、なぜわざわざこのような契約の儀式を作中で何度も描写しているのでしょう?
じつはこれ。ドラゴンクエストにおいてレベルアップで呪文を覚えるという現象を説明するための描写なんです。
ゲームしていると違和感は覚えませんが、これを漫画で表現すると違和感ばりばりになりますよね。
今までなんの描写もなかった呪文を敵を倒しただけで突然覚える
この不思議な現象を説明するためにあるのがこの儀式なのです。
儀式によってその呪文を使える権利は得た。
ただし、使うためにはレベルが足りていない。
だから、レベルアップすると使えるようになる。
作中でもポップがハドラーに対してベギラマを放った時にこの説明は軽くされていました。
ほとんどのドラクエプレイヤーが気にもとめていなかった要素を、しっかり漫画で描く三条先生の細やかさにはいつも感動しますね!
実はこのレベルアップによる呪文の獲得がめちゃくちゃドラマチックに演出される場面がこの後にあります。乞うご期待!
次回の見どころ
新たによみがえったダイの剣。
剣と鎧の魔槍だけではなく、他にも新装備を持ってきてくれたそうです!
ポップ、マアム、クロコダインのも早く見たいですね。
さて、ポップのしるしはどうなるのか??
来週休みなのが残念ですが、めちゃくちゃ楽しみです!!