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ダイの大冒険56話感想&ドラクエ要素解説

 

 

こんにちは。てんすけです。

 

ダイの大冒険ドラゴンクエスト大大大ファンです。

 

p-tenchan321.hatenablog.com

 

今週もダイの大冒険最新話が配信されました。

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この記事では最新話の感想ゲームドラゴンクエストの設定が現れているシーンについて解説していきます。

 

 

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注意

ここから先はネタバレあります

 

 

 

感想

 

うわああああああああああ

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バランの死からのこのカットイン。

 

何という演出。

 

バケツ7杯分は泣いてしまいました。

 

強さを追い求めた結果、人の心を捨て去ったバラン。

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その心の大切さに気付かせてくれたのは、息子であるダイでした。

 

ダイを守るために、命をかけたバラン。

この時、彼はかつてダイの母のソアラを愛した時のように「真の竜の騎士」に戻ったのです。

 

それを最後にダイに伝えたかった。

しかし、もう彼に残された時間はありませんでした。

 

 

最後にダイはバランのことを「父さん」と呼びます。

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今までは、かつての遺恨もあり「あの人」「あなた」と呼んでいました。

 

ともに戦い、通じ合ったことでバランのことを自分の父親だとやっと認めることができたんですね。

 

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このバランの言葉は、力のみの強さではなく大切な人を守るための心も強くという思いもこめられていることがわかります。

 

また、ここでさり気なく同じように目の前で父を亡くしたヒュンケルを映してくれるのもいいですね。

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原作ではがっつり大ゴマで抜いてますが、アニメのこのさりげない演出もよかったです。

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さて、悲しみにくれるのもつかの間。

 

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ついに、大魔王バーンがダイたちの目の前に現れました。

 

やっぱりこのセリフの重厚感。バーン役は土師さんがぴったりだと感じました!!!

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大魔王の威圧感ビンビンです。

こんなに自分のこと「」って言うのがしっくりくることあります!?

 

さすが時代劇を主戦場としている方ですね。

 

 

ドラクエ要素解説

 

ついにダイたちの前に姿を現した大魔王バーン

その姿は、想像していたものと違い老人

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威圧感のある老人=大魔王、こんなイメージが多くの人にあると思います。

 

これって元をたどると、指輪物語などローファンタジーの原典とされるものにおいて、作中最強の敵が老獪な魔法使いであったことに由来します。

 

 

指輪物語だとサルマンのことですね。

 

さて、ひるがえってドラクエはどうでしょう?

 

実は、老獪な魔法使い然としたラスボスってドラクエでは少ないんです。

 

ドラクエ5のミルドラース

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ドラクエ6のデスタムーア

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この2人のみなんですね。

 

前後のドラクエ4、7ではデスピサロ、オルゴデミーラとかなり若い容姿のキャラがラスボスを務めています。

 

なぜ、ダイの大冒険ではこの2人のように老獪な魔法使いを踏襲しているのか。

 

それはジャンプ連載当時のドラクエシリーズが5,6であり、6以降はしばらくスーパーファミコンからプレイステーションへとハードの交代もあり続編が出るのが遅れたという背景があったからです。

 

あくまで「ダイの大冒険」はメディアミックスとして始まりました。

そのため、ゲームのドラゴンクエストに連動するのは必然。

 

しかし、当時のジャンプは黄金期でありその中でも人気作の1角を担っていた「ダイの大冒険」はゲームに合わせるほどゆっくりとした進行はできない状況でした。

 

よって、大魔王バーンは5,6のような老獪な魔法使いといった風貌になったのです。

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ただ、これも実は後のゲームドラクエ影響を与えることとなりました。

 

先述したように7以降のドラクエのラスボスのあり方が大きく変わっていったのです。老獪な魔法使い然とした支配者から、野心家、復讐者といった立場へと。

 

その理由としては、次回を見ていただければ分かりますが、この大魔王バーンがラスボスとしてあまりにも魅力的すぎたからです。

 

大魔王バーンは老獪な魔法使いのラスボス像として完成されすぎたキャラクターです。

 

そんなバーンの姿を来週では思う存分見ることができます!

ぜひお見逃しなく!

 

次回の見どころ

ついに、バーンとの激突!!

 

果たしてダイたちはバーンを倒すことができるのか!

 

次回はドラクエラスボスあるある満載なのでたっぷり語りますよ〜