こんにちは。てんすけです。
「ストーンオーシャン ジョジョの奇妙な冒険」がついに、Netflixにて配信開始しましたよね!!
作品の感想については、また別記事で書きたいと思います。
一気観するともったいない気がするので、毎日少しずつ見ています。
今回はオープニングについて。
第3部のオマージュ演出があるなど、めちゃくちゃ熱いアニメーションだと思います。
そして、歌詞!!
『希望の糸』『張り巡らされたトラップ』『あたしがあたしであるために』『Breakout』『ストーンフリー』
などなど、原作を知っている人なら涙が出るほどマッチしたオープニングテーマだと分かります。
ただ……
ちょっと合いすぎてやしませんか?
と、思ったので今回の記事では時代ごとのアニメソングについて変遷を見つつ私がテーマソングについて思うことについて書いていきます。
最近のアニメソング
代表的なのは「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の「炎」ですよね。
劇中で猗窩座と対峙し、炭治郎らを守った煉獄杏寿郎を歌ったテーマソング。
ジャンプ読者レベルのファンだった私も劇場でボロボロ泣きましたよ。
冒頭に紹介した「ストーンオーシャン」もですが、最近のアニメはそのために作られた曲がテーマソングになることが多いと思います。
これは、アニメが今や日本の主要産業であり、制作陣にもマニア気質な人が増えたからだと思います。
アーティスト側からみても、人気アニメの主題歌になる=大ヒット間違いなしと、「アニメのために曲を作る」ことが誉となっています。
本当に嬉しい変化だなと思います。
しかし……
かつてはこんなことってめったになかったのです。
90年代後半〜00年代前半のタイアップ文化
この時期のアニメは、まだオタクが見るものという認識が強く「アニソン」は子供かオタクしか聞かないものとされていました。
加えてJ-POP黄金期。
「アニメに合わせて曲を作る」ということは、誉とはまったく言えない時代でした。
クラブイベントで「紅蓮華」がかかったら一番盛り上がるとか、この時代に生きた身からすると信じられません(笑)
そして、そんな時代でアニメのテーマソングはどうなっていたのか。
簡単に言うと、タイアップオンリーでした。
しかも、ストーリーにはまったく関係ない曲が多い。
例を挙げると「るろうに剣心」
「るろうに剣心」といえば、かつて人斬り抜刀斎として人を斬った罪を償うため、流浪人として人助けをする緋村剣心が主役の物語。
人斬りの贖罪という重いテーマを背負い、時代考証もできるだけリアルにした時代劇でした。
そんなアニメのテーマソングがこちら。
そばかすに悩む女の子の歌!?
1ミリも関係性が見えない!?
幕末の人斬りの贖罪という重いテーマに……あ……う?
実は、近年の北海道編でこちらの「そばかす」の歌詞を漫画版にて引用するという神演出がされてはいます。ぜひ読んでください。
もう一つ。
かつて、夕方6時になると町から子供がいなくなると言われたお化けアニメです。
今、30前後の方は必ず見ていたはず……?
そのセカンドオープニングがこちらです。
これ、歌詞あれだよね!?
(18禁なので自主規制)
大人になったから心が汚れてるとかじゃなくて絶対あれの歌だよね!?
ミニ四駆1ミリも関係ないよね?
ちなみに、こちらのオープニングに関しては子供心に「なんか雰囲気違うな?」とか思ってました。
まとめ
と、例を挙げると他にもわんさかありますが、当時はこんな感じでアニメのストーリーとはまったく関係ない曲がテーマソングとなることがザラでした。
これが変わってきたのは、アニメがメインカルチャーとして注目され始めてきてから、ニコニコ動画が出てきてからでしょうか。
個人的にはどちらが好きかとかはないです。
アニメのストーリーに合わせたテーマソングで盛り上げてくれるのも好きです。
まったく関係ないタイアップ曲がテーマソングのも好きです。
ただし、一番好きなのがタイアップ曲なのに偶然ストーリーとリンクしたというパターン。
今でいうと、「ダイの大冒険」のエンディングテーマ「名前」ですね。
テーマソング。アニメにおいてすごく重要なウェイトを占める要素だと思います。
これからも良いアニメと良いテーマソングにめぐりあいたいと思う一方で、タイアップだけど偶然ストーリーとリンクした!という驚きとも出会いたいなと思っています。