こんにちは。てんすけです。
そういえば、今までずっとガンダムを見てない人に「閃光のハサウェイ」を勧めるのに必死で自分の感想をまとめていませんでした。
というわけで、今回は映画としての「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」についての感想を好きなだけ述べていきたいと思います。
ネタバレ無しなのでご安心を。
結論
結論から言うと、「まったく新しいガンダム」です。
ただし、ガンダムファンなら1.5倍おもしろい。
誰にでもおすすめできる最高の映画なんですよ!!
アニメを超えた映像作品だと思った
徹底的にリアルなモビルスーツの描写。
これまでのガンダムでは、どちらかというとモビルスーツは兵器というよりは人間に近いような動きで描かれていました。
これを今作では兵器としての側面をクローズアップして描いたのです。
つまり、無骨なメカ。人が中に乗って動かしていることを映像で見てわかるように表現していました。
今作を見て、高層ビル街でのモビルスーツの戦闘がどれだけ被害を及ぼすかをリアルに実感することができます。
建物を焼くビームライフルの流れ弾。
撃墜されたモビルスーツが建物を破壊した時の周りを焼く火花。
このような描写をしたのはガンダムでは初です。
すなわち、初めてガンダムが「らしさ」を捨てて兵器を使った戦争を真っ向から描いた作品こそが「閃光のハサウェイ」なんです。
もう最高!!
こういうのを待っていました!!!
洋画のようなポリティカルサスペンス
今回のガンダムは展開の魅せ方もアニメ離れしています。
意地でもアニメくささを一切出さない!
洋画に張り合うという強い意思を感じました。
今までのガンダムのストーリーは戦争という大きな枠組みでの話でした。
一方「閃光のハサウェイ」では、テロを起こす側と防ぐ側というとてもミクロな話です。
よって、対立軸が明確であり、登場人物がどのような心情でどのような行動を起こしているかが説明セリフ無しで理解できるようになっています。
会話劇中心でありながら、心情描写をはさむ。
そして、テロ側、体制側の武器の1つとしてモビルスーツ、そしてガンダムが出てくる。
まさに今回の「閃光のハサウェイ」は「機動戦士ガンダム」の名を付けなくても上質なポリティカルサスペンスとして映画ファンにも自信をもっておすすめできる作品なのです。
↓の冒頭15分だけでも見てください。全編こんな感じです。
もう1回見たくなるほど細部までこだわった映像描写
上で述べたように「閃光のハサウェイ」は「ガンダム」の名を外しても楽しめる作品となっています。
ただ!
ガンダム知っていたら120%楽しめるようにもなっている!!
そうなんです。細かいところに歴代シリーズの積み重ねが見えるのが「閃光のハサウェイ」のいいところでもあるのです。
一点紹介すると、予告でも使われている「あの人」の声がするシーン。
アニメを見た人
原作小説読んだ人
この2者の視点ではあの言葉はまるで違った意味に聞こえるのです。
これはぜひ、全国のガンダムファンの同士達は原作小説を読んだ上で2回め見てください。驚きますから。
あと、↓の記事で書いてあることが読み取れてところどころニヤっとできますね。
さいごに
私は今まさに「閃光のハサウェイ」どっぷり楽しんでいます。
そして同時に、「閃光のハサウェイ」でガンダムを初めて見たという方が増えて嬉しく思います。
これを通じてガンダムを好きになる人が増えていくことを心から願っています!
あと、できる人はぜひ「閃光のハサウェイ」はドルビーシネマでお楽しみください。モビルスーツの戦闘シーンで経験したことのない視聴体験できますから!