こんにちは。てんすけです。
みなさん、街コンって行ったことありますか?
私はお恥ずかしながら、最近まで行ったことありませんでした。
今回は、そんな私の初めての街コンの体験談をお伝えしたいと思います。
結論から言うと
ただ、私の行った街コンはちょっと普通と違う変な感じだったのでその辺も伝えたいと思います。
街コン地獄変
当時の私は付き合っていた人にフラれ、失意の底にいた。
しばらく友達と飲んだくれの日々を送った後に、アドバイスもあり、新たな出会いを求めて街コンに行くことにした。
しかし、冒頭にも書いたとおり街コンの「ま」の字も知らなかった私は、とりあえず「近所の大きい駅 街コン」でGoogle検索。
1番目に表示された会に行くことにしたのだ。
その会は
「男女同数 大人数開催」
「パーティー感覚で出会える」
「リラックス空間でゆっくりトーク」
「お時間たっぷり飲み食べ放題」
といった文字列が並んでおり、まあ一般的な街コンなんだろうという印象だった。
ただ一点。
会場の店名が初めて聞く場所であることを除いて。
当日、電車が遅延したこともあり、痛恨の遅刻をした私。
急いで会場に向かうのだが、サイトにもあった「リラックス空間」がありそうな店が見当たらない。
それもそのはず。会場があるのはオフィス街ど真ん中だ。
行けども行けどもオフィスビル。グーグルマップの指定地点に着いているのにお店は全く見当たらないのだ。
時間も時間だったので、主催者さんに電話連絡することに。
すると、通話状態の主催者らしき人物がすぐに現れた。
目の前のビルにあるジムから。
会場がジム……?
リラックス空間……?
サウナとかそう言う意味……?
この時点で少し不安感を抱いていたのだが、なにせ街コン素人。主催者に案内されるがままにジム内へと進む。外観がジムなだけで、中はスポーツバーとかなのかなと思っていた。
中も紛れもなくジムだった。
普通にエアロバイクとか、マシーンとかある。
ジムエリアとは違う受付ラウンジらしきところのテーブルに、参加者たちは座っていた。
「男女同数 大人数開催」
触れ込みはそうだったはずだ。
参加者は私入れて9人。
しかも男性の方が1人多い。
もっと結婚式の二次会のような雰囲気で、出会いの場が提供されているのかと思っていた私はここでも困惑した。
会場がジム
🆕男女比歪 少人数開催
ただ、街コン初心者。こんなものかと思い、主催者の指示に従って着席することに。テーブルの構成はこんな感じだ。
街コンってか、これお見合いパーティーじゃね??
てか、この位置なに?
気を取り直して、トークタイムがスタートした。
幸運なことに初回ペナルティボックスを逃れた私は、少し年上くらいの方と話すことになった。
仕事の話をよくされる方だったので、息継ぎがてら飲み物を取りに行こうと提案。
遅刻してきた私は、ドリンクとフードのシステムが分からなかったので、その方に注文方法を聞いた。
「なんか主催者の方に声かけると、作ってくれるみたいですよ。」
なにその宅飲み方式
3度目の不信感を覚えたが、主催者に声をかけると、
「ここに書いてあるものから選んでください。私作りますので。」
やっぱり宅飲みじゃねえか。
しかも、お酒は業務スーパーで見かけたことのあるパック焼酎。
ビールは1人1杯までというしばり。
さらに主催者からの追撃は続く。
「フードはそちらの荷物棚にあるものを自由に持っていっていただいていいですよ?」
荷物棚?
たしかに入店時に、私もカバンを置いた棚を見た。
しかし、そこにフードらしきものはなかった。
いや、再び見てみると何かがある。
一見、食べ残しに見えるバラエティパックの柿ピーが。
「食べ飲み放題」
これはある意味、あってる。
ただし、参加費1万近く取ってこのクオリティ??
食べたいとも思わないし、飲みたいとも思わんだろ。
とりあえず、喉だけ乾いていた私は、ウーロン茶を注文。
ソフトドリンクは自分でつぐというルールをそこで新たに教えてもらった。
どこまで宅飲みスタイルだ。
1人目の方との歓談時間も私がトイレに行っている間に終わっていたようで、自分でついだウーロン茶を持って次のテーブルへ。
2人目の方は同い年くらいで、音楽の話で盛り上がった。洋ロック、パンク好きの私。
その方もよくライブに行かれるようで、お互いの好きなバンド話で大盛り上がりだった。
もっと話したいなーと感じていた。
その時。
ピピーー!!!
突然のホイッスル。
驚いて振り向くと、主催者の方が地声で
「トークタイム終了です。」
なんでホイッスル?
そんなとこだけジム意識する必要ある?
ちなみにトークタイムは楽しかったからあっという間とか、そういう問題じゃなく5分強。
「ゆっくりトーク」とは……?
その後、何人かの方と話しては主催者のホイッスルで移動を繰り返した。
2番目の方以外に話が盛り上がった方はおらず、最後のテーブルについた後、終了時刻となった。
私は遅刻したからかペナルティボックスはなんか免れた模様。
そして、主催者からの閉会の挨拶。
「今回は私〇〇主催の会にお越しいただきありがとうございました。この会場は、この時間で閉じますが、二次会等ご希望の場合はご相談ください。
一点、宣伝です。
私はビジネス団体△△の代表も務めております。
私のやっている事業〜〜では……(割愛)
(横文字が17個くらい出てくる話が続く)
もしご支援いただける方はこの後も私にお付き合いください。また、毎週バーベキューイベントも開催しています。こちらにもご参加ください。」
あ、この街コンやべーやつだったんだ。
私はついに気づいた。
街コンって普通こういうのじゃないと。
さらに驚くべき事実が発覚する。
店を出た瞬間、参加者の男性の1人が
「今から二次会行く人ー???」
と、声をかけたら私と2人以外が示し合わせたように手を挙げたのだ。
「ウェーイ!またいつメンかよ(笑)」
「駅移動しようぜ!(笑)」
その手を挙げた面々には、今回唯一話があった2番目の方もいた。
いつメン……??
お前ら全員知り合いだったのか
完全催眠にかかったような思いだ。
私は、逃げるように会場を去った。
残ったのは街コンへの恐怖心。
私の財布からは1万円ちかくのお金が出ていった。
今回得たもの、それは
Google検索の1番上は地雷でしかないという教訓
いかがでしたか?
個人が特定できないように、場所はボカして書いてありますがこんな街コンは実際ありふれてるそうです。
友達曰く、街コン選びの際は
・大手または地方自治体がやっているもの
・個人でもクチコミの良いもの
を選ぶと言いそうです。
まあ、もう二度と行かねえけどな。
<後日談>
実は2週間後くらいかな?
1番話が盛り上がった2番目に座った方から連絡が来たんですよ。
その時のLINEは下のような内容です。
「先日お話した■■です。この前は楽しかったですね。てんすけさんにぜひ紹介したいビジネスがあるんですよ。音楽関係でもあります。」
お前……マルチだったのか。
それから街コンというものに行くことはなかった。